「日本インターネット書紀」(鈴木幸一著)

一年の最後に読み終えた本。
IIJ創業者の情熱いっぱいの起業の記録。インターネットに対する熱い想いに感心しました。
著者にはお会いしたことはありません。カネもうけではもっとスマートに成功した起業家は多々いるかもしれませんが、粘り強く、信念をもってビジネスを行ってきた姿勢には心を動かすものがあります。
起業家としてぼくももっと頑張らないといけないと、発破をかけられた思いです。

2017年はこれまで以上にいい年になるようにベストを尽くします。

1941年、そして2017年。

先日、「1941 決意なき決戦 (現代日本の起源)」という本を読みました。著者は堀田江理という東京生まれでプリンストン、オックスフォードで教育を受けた方です。まず英語で書かれたこの本は、次に著者自身によって日本語訳されています。ホノルルのバーンズ&ノーブルでもこの本がありましたが、今の僕には英語で読む時間も気力もないです。

1941年、日本の指導部が開戦への意思決定を行うプロセスをたどった仕事です。300万人の日本人が亡くなる結果となるアメリカを始めとする連合国軍との戦いを決めた日本のリーダーたちが、なんと近視眼的で、感情的で、長期的プランもない、「ギャンブラー」たちであったのかを確認することができます。読者体験は決して軽いものではないです。

副題に「現代日本の起源」とあるように、著者の視野はフクシマで再度我々の目前に示された日本のエリートたちの無責任さにまでつながっています。1941年から現在まで、この国の本質的な課題は変わっていないということを改めて実感します。

実は先週二日ほど休みを取って真珠湾を見学に行きました。この本を読み始めたことが動機の一つにあります。アリゾナメモリアルが1941年の開戦の象徴だとすると、すぐそばに停泊している戦艦ミズーリ号は1945年9月2日の日本降伏を現在に伝えています。時の重光外相がサインした降伏文書は調印式が行われたデッキで展示されていました。歴史の教科書で見たあの写真の場所です。1945年9月2日、ミズーリ号は東京湾に停泊していましたが、「引退」した今は、真珠湾で静かに余生を送っていました。

数日間で往復したのでしんどかった旅行ですが、これまでのハワイ体験とはちがった意味ある旅行でした。

あと数日で2017年。来年は、会社の事業の柱となっているオフィスの資格試験をはじめて20年、ビジネススクールを卒業して30年になります。2017年はあらたな気持ちを持って迎えたいと思っています。

Happy Birthday!

今年も誕生日が来てしまった。
みんなの健康、ひもじい思いをしなくてもいいだけのおカネ、世界の平和。
会社の発展と一人ひとりの社員の成長。
Make Odyssey Great Again!が来年のぼくの目標。

海外通販で靴を買う

先月、「ロンドンでデザイン、ポルトガルで製造」を売りにしているスリッパを買いました。偶然ネット広告で見つけたブランドで、北欧風のリラックスした雰囲気。海外の初めて目にするブランドで買い物をするのに少々躊躇しましたが、それほど大きな金額でもないので、試しに買い物をしてみました。スリッパといっても、靴底にプラスチックのソールをくっつけることで、外履きの靴にもなります。

この会社、海外の顧客にも送料は無料となっています。その分、少々値段は高くなっているのかもしれません。

送られてくるまで2週間ほどかかったでしょうか。大丈夫かなとちょっと気になっていたのですが、郵便物としてきちんと届きました。

アマゾンを除くと国内通販でさせもそれほど利用しているわけではなく、ましてや海外から取り寄せるなんてことは、これまでeBayでアメリカからモハメド・アリの試合のポスター数点を購入したことがあるだけ。今回、初めてヨーロッパの会社から靴を買いましたが、きちんと届き、当然といえば当然ですが感心しました。

この会社の広告が、雑誌The New Yorkerのウェブサイトで見つけたことも、試してみようと思った理由のひとつかもしれません。

日本もクールジャパンだと騒いでいますが、英語でサイトを作り海外顧客までターゲットにしている会社はどのくらいあるのでしょうか?