学生と向き合った一日。

お昼休みをはさんで、オデッセイコミュニケーションズ奨学生を選ぶ面接が、国立のキャンパスであった。国立に行くのは、昨年の宮城さんのコンサート以来だと思うので約半年ぶり。桜の季節は大学通りが素晴らしい風景になるのだけど、残念ながら、ひと月遅れ。去年までの落合副学長に代わって、沼上副学長が面接官として参加。結果は、去年から継続の学生も含め、5名の奨学生を選定。

オフィスに帰ってからは、MOS世界学生大会の2次選考に進んでもらう学生(高校生、専門学校生、大学生)の書類を見始める。
今日は半日以上、学生たちを面接し、学生たちの履歴書や作文などを読むなど、学生と向き合った一日だった。

奨学生の選考にしろ、世界学生大会に連れて行く日本代表の選考にしろ、応募してくれている学生諸君にとっては、とても大きな意味を持ちうることだから、こちらも真剣になって選考にのぞむ。誰を選ぶかは、投資とまったく同じ。選んだ学生たちのなかから、大きく化けてくれる若者が出てくれると、われわれ「投資家」としても、とてもうれしいことだ。

蛇足だけど、国立までの中央線の行きの電車で目の前にたっていた若い女性(彼女も国立駅で降車)と、帰りにも国立駅のホームで出くわし、同じ電車の同じ車両に乗った。
僕が若かったら、「これは運命か?!」なんてことになるのかもしれないな。僕は三鷹で特別快速に乗り換えたけど、彼女はそのまま快速に乗って、どこまで行ったのか?

カイのレッスン。

我が家の「長女」、甲斐犬のカイさんも今年2月で16歳。人間で言えば80前後というところでしょうか。
先月13日、脾臓摘出手術を受け、一時は獣医にも見放されたような状況でしたが、内蔵がしっかりしていることもあって、どうにか体調は安定しつつあります。
でも、老老介護はたいへんだわ。こちらも腰痛はあるし、だんだんしんどくなってくるけど、ここはひと頑張り。なんと言っても、この16年間、いっしょに暮らしてきた大切な家族だからね。
カイが身を以て教えてくれている、生きていくことに関するふたつのこと。
レッスンその①:生きものは食べなくなったらおしまい。
レッスンその②:歩くこと。歩いて足腰を鍛え、寝たきりにはならない。