鳥たちの始業時間

GW中も普段と同じように日の出前くらいに起きていました。4時くらいだとまだ暗いので鳥たちも一日の仕事にとりかかっていないようですが、日の出前でも、4時半くらいになってまわりの景色がすこしずつはっきりしてくると鳥たちのさえずりが聞こえてきます。この時間が好きです。

鳥とは関係ないのですが、GW中に読んだ本の中では、「めぐり逢った作家たち」(平凡社)というエッセイが良かった。作者の伊吹和子さんは谷崎潤一郎はじめ、川端、井上靖、水上勉、有吉佐和子、司馬遼太郎などを中央公論在籍中担当していた編集者。編集者としてこれら大作家たちから高く信頼される仕事をされたのに、ご自分はたいへん控えめな方。「京女」のかがみ?!

この方の文章をよみながら、須賀敦子さんのエッセイを思い出しました。お二人ともすごい力をお持ちなのに、ご自身の「売り込み」に関しては、とても謙虚な印象。