「日本の同時代小説」(斎藤美奈子著)

彼女が書いている東京新聞のコラムは読むようにしていますが、お書きになられた本を読むのは初めてではないかと思います。新聞等で好評を得ているので、読んでみました。岩波新書で270ページほどの適度の長さですが、読みやすい文章、気持ちのいい文章の流れ、スマートな作品のグルーピングのおかげでとても楽しく1960年代以降の日本の文学の流れを辿ることができました。
気に入ったので、岩波新書からでている彼女のほかの作品(「文庫解説ワンダーランド」「冠婚葬祭のひみつ」)も読んでみようと思います。