『美しい顔』(北条裕子著)

ひさしぶりに文芸誌なるものをマジで読みました。雑誌「群像」の6月号。新人賞をとった北条裕子の『美しい顔』。東京新聞の文芸コーナーでなんどが話題になっていた作品で、ぜひ読んでみたいと思っていました。期待以上。簡潔で力強いストーリーが良かった。東北の震災で母親を亡くした17歳の少女と7歳の弟の物語。作者は東京に住み、被災地には行ったことがないそうですが。単行本になったら、また読んでみたい小説。