2013年最初の読書。

あけましておめでとうございます。今年最初の読書は、新年1月に放送されるNHK教育テレビの番組『100分de名著』のテキスト『般若心経_「見えない力」を味方にする』。著者の佐々木閑先生(花園大学)には数年前、オデッセイコミュニケーションズで出していた「オデッセイマガジン」の巻頭対談でお会いいただきました。「日々是修行_現代人のための仏教100話」(ちくま新書)以来の先生のファンです。

「般若心経」は釈迦が唱えた仏教とは異なる大乗仏教のメッセージであること、般若心経の最大の特徴は神秘であること。先生は「はじめに」で、「日本で一番人気のお経の新しい見方」を示したいとされています。

先生のご説明に、般若心経のファンの人たちがどのように反応するのかわかりませんが、佐々木先生の以下のようなメッセージを味わい、もう一度、このテキストを読み返そうと思っています。

「大なり小なり、合理的な論理性をもって判断すべきことがらは、意志でしっかり判断します。そして、判断したことに対して自信を持って進んでいくためには、いわば”後押し”として、神秘の力を求めるということです。私はこういった生き方が一番、人生の苦しみを軽減してくれるのではないかと考えています。」

2013年が平和な一年でありますように!