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イチローのトレード。

イチローがシアトル・マリナーズからニューヨーク・ヤンキーズに移籍した。マリナーズで大リーグ人生、さらには野球人生を終了するだろうと思っていたイチローだったけど。

でもこれがキャリアだと思うし、人生だと思う。絶対この人と添い遂げるなんて思っていても、人の気持ちは変わることもあるし、この会社で一生お世話になると思っていても、会社自体がなくなることもあるわけだから。

外資系企業はドライで人情もなさそうだと思われているのかもしれないけど、外資系企業と言っても、米系、欧州系、アジア系で、それぞれ違う傾向があるだろうし、企業によっても違いはある。でも、「ドライ」で、「見切りが早い」ことは、本人にとっても、あるいは所属する企業や団体にとっても、決して悪いことばかりじゃない。いい面もたくさんある。株式投資でも、事業においても、見極めること、深追いをしないこと、時には早め早めの損切りを行うことは大切だ。

今回のイチローのトレードは、本人が申し出た話だと読んだけど、判断や決断がいつもあとあとになりがちな人が多い日本で、イチローはさすがだなと思う。20代前半の若手選手を育てようとしてるチームの中に、自分がいつまでもここにいてもいいのかという疑問。イチローの美学には心から敬意を表したい。イチロー、そして野茂は特別な存在だ。寡黙な野茂、雄弁なイチロー。泥臭い野茂、超スマートなイチロー。イチローは、シアトルでも、この前東京ドームであった、マリナーズとアスレチックスの試合でも観戦したことがある。野茂が投げるところを見ていないのが心残り。

日本の財界、政界、あるいは官界のシニア世代で、若手にもっとチャンスを作るために、自分は後進に道を譲るなんてことを言ってくれる先輩方が、どれだけいるだろうか?イチローみたいに一生分の財産を築いていれば、とっとと辞めたいと思っているのだろうけど。