「生活仕分け」のいい機会だと思っています。

 実は我が家があるエリアも東北や北関東の一部ほどではありませんが、「被災地」にはいっています。下水道ほか社会インフラが破壊されています。結果、この一週間、家では洗濯はもちろんのこと、シャワーやトイレも使うことはできませんし、暖房も使っていません。まあ、その程度の不便なので、被災地と言っても今のところはたいしたことはありません。ただ、これらが長引きそうなので、影響を受けるわれわれの気持ちは少し荒れていくのではないかとも危惧しています。

 コンビニやスーパーに行くと、買い占められてなくなったもの、棚がさびしい状態になったコーナーがあるかと思うと、まったく欠品になっていない「壁の花」の商品があって、誰からもお呼びのかからない商品たちがちょっとかわいそうでもあります。

 でも、それを見ると、いま本当に大切なものは何で、贅沢品や不要なものが何か、はっきりと現れているように思います。太りすぎの生活の中で、必要もないもの、さらに害があるものへの依存症があったとも言えますし。

 いまはこれまでのライフスタイルや消費パターン、モノとのつきあい方などを見直すとてもいいチャンスだと思っています。政府だけでなく、仕分けが必要なのは、僕らの生活から。「生活仕分け」のいいチャンス。