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本づくりの大変さ。

今月の「私の履歴書」(日経新聞)は哲学者の木田元さん。あと数日で終わってしまうけど、今朝の回ではこれまでお世話になった編集者の方たちへのお礼の気持ちを表されている。僕の好きなみすず書房(小尾俊人さん!)、そのほか青土社、平凡社などの担当編集者のお名前がでてくる。

木田先生の「ひどく汚い原稿」を、徹夜で清書しなおして印刷に回す編集者の心配り。表にでてくるのは、スターの名前だけど、実は裏方さんたちの支えがあって作家(それは音楽家だって、スポーツ選手だってそうだろうし、会社経営における社長の立場もそうです)は仕事を進めていくことができる。

僕らの会社も、文字通り細々とですが、翻訳出版事業を行っていて、年に2冊程度、自転車や経営に関する書籍を出しています。本の選定の一番楽しい部分は僕がやらせてもらっていますが、そのあとの販売に至るまでの仕事は、一人の専任社員が汗をかいています。翻訳者の仕事もそうですが、本づくりと本の販売ほど、単純にカネのことを考えると、割に合わない仕事もないかもしれないです。

それでもやっていきたいと思うのは、魅力もあるから。

ネットと本は違う。Digital Native (生まれた時からのネット世代)もいいけど、本を買う、本を読む、本を持ち歩く、そんな楽しさを知らないなんて、ものすごい損をしていると思うけどな。

アメリカン・ブック&シネマ