茨木のり子回顧展

 昨夜の朝日新聞夕刊に、詩人茨木のり子初の回顧展が開かれているという記事。群馬県高崎市の県立土屋文系記念文学館で、9月20日まで。ぜひ行ってみようと思う。
 死後発見された挽歌40編のなかから。
「ふわりとした重み/からだのあちらこちらに/刻されるあなたのしるし/ゆっくりと/新婚の日々よりも焦らずに/おだやかに/執拗に/わたくしの全身を浸してくる/この世ならぬ充足感/のびのびとからだをひらいて/受け入れて/じぶんの声にふと目覚める」
 同じ詩人は、こんな言葉でも知られている。
「自分の感受性くらい/自分で守れ/ばかものよ」
茨木のり子展