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『残夢整理_昭和の青春』(多田富雄著)

岐阜県の郡上高校訪問の帰りの新幹線の中で読み終えました。免疫学者、多田先生の最後のご著書。今年4月、ガンのためにお亡くなりましたが、それまでのほぼ10年間、脳梗塞のため声を失い右半身付随のまま、不屈の魂で執筆活動をされていました。一般向けに書かれたエッセイ等を愛読してきました。
最後のご著書となったこの『残夢整理』は、旧制中学の同級生のN君、画家・永井俊作、従兄弟・篠崎裕彦、千葉大学医学部での恩師である岡林先生、能楽師・橋岡久馬たちの思い出を綴った6つのエッセイです。彼らの思い出を語ることで、著者は自身の青春をたどっていきます。「彼らを思い出すことは、彼らを復活させることにもなります。それも限りなくやさしいやり方で」(著者から編集者への手紙)
恩師・岡林先生のお話を特におもしろく読ませていただきました。