奇跡は起こらないでしょう。

 ひさしぶりに2時間以上テレビの前に座りました。サッカー日本代表の試合を見ましたが、「また負けか」という感じです。韓国と日本の差は51−49程度かもしれませんが、結果は2−0。前回の日韓戦は3−1(この試合は国立で見ましたが、悲しくなるような内容でした。)。埼玉で実際の試合を観た人たちはどんな気持ちだったのか。
 「かわいい子を旅に出せ」というのは、サッカー代表選手たちのためにある言葉のように思います。J-リーグのガラパゴス化はもう明らかで、半数以上の選手たちが海外経験を積まない限り、日本代表は世界ではまったく歯が立たないのはもう明々白々かと思います。問題は、旅は一人で勝手に行けるけども、サッカー選手たちは受け入れ先が必要だということ、それもお金を払ってくれる先を探すということ。
 国内である海外代表との試合も、こう言っては失礼ですが日本と同じレベルあるいはそれ以下の代表チームが多いように思います。トップ10に入るようなチームの胸をもっと借りないと選手たちものびるはずがありません。
 南アフリカでは奇跡は起こらないでしょう。勝ち点ゼロを予想する声が圧倒的かと思います。僕もそう予想している一人です。
 ビジネスとしても成り立っていない(少なくともJリーグの大半のチームの経営は成り立っていない)、代表は海外強豪にはまったく歯が立たないとなると、これから日本サッカーはどこに行くのか。