再び清水宏保

清水宏保のバンクーバーオリンピック便り。(今日の朝日新聞夕刊)
「スポーツ後進国日本」というタイトル。日本はまだまだスポーツ後進国で、メダルの数を要求するばかりで、選手に対する普段のサポートが足りないという話。韓国ではメダルを取れば、ほぼ生涯が保証されるのに、日本の報奨金は多いとは言えないというよく聞く話もあって、これに関しては僕は必ずしも100%合意できるわけでない。でも、以下のような情報には、非常に頭に来た。
「バンクーバー五輪では、JOCの役員、メンバーが大挙して現地入りしている。予算は限られている。そのため、選手を手塩にかけて育てたコーチや、トレーナーがはじき出され、選手に快適な環境を提供できていない。」
なんてことだ、これじゃ、まさに役人天国そのものじゃないか!スポーツの協会って財団法人が多い印象があるけども、いったい、誰の金でなりたっていて、誰のために存在しているのか?日本相撲協会も含めて、スポーツ団体のマネジメント体制を見直す必要があるように思うんだけど。精神論だけで選手たちを責めても、世界では勝てない時代になっているのに。