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嬬恋ー素敵なひびきの地名

 話題の八ツ場ダム工事現場を見学しました。犬ならぬ、やじ馬たちがたくさん来ていました(この黒犬のオーナーも、そのひとりです)。黒犬たちといっしょに行きましたが、彼らにはまったく興味ないダム工事です。
 橋の一部が別々に立っている状態をみていると、システィーナ修道院の天井画を思い出しました(指と指をあわせようとしている場面)。現代のミケランジェロたちの仕事は、政治とカネの話で、さんざんな目にあっていますが。
 ダムの必要性といかに優れたプロジェクトであるかを説明する「やんば館」にも立ち寄ったのですが、(推進していくための)一方的な情報を流しているという印象を持ちました。一例として、ダムにはだんだん土砂がたまっていくのに、八ツ場ダムの場合は、100年後にそのたまった土砂をすくいあげて掃除するなんてことをビデオで宣伝していました。林業に詳しい知人は、日本のダムは土砂がたまると、台風などで水かさが上がったとき、たまった土砂をこっそり下流に流しているようで、だから台風のときに、川が土砂で汚れるのだなどと言っています。100年後のことなんて、管轄の役所も政治家も、「あとは野となれ山となれ」でしょう。
 どちらにしろ、50年にわたって、なんと無駄なカネを使ってきたことか。治水と言いながら、土木建設業と電力業界のために、税金をふんだんに使ってきたダム工事の必要性をぜひゼロベースで検討していただきたいです。

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 今回、黒犬たちとのドライブで、嬬恋にも足をのばしました。日本一のキャベツの生産地です。ずっと行ってみたかったところのひとつです。「嬬恋」は、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が、弟橘姫(オトタチバナヒメ)の死を嘆いて、3回も、「妻恋し!」とこの地で叫んだということから来ているそうです。群馬県のこの辺り一帯にひろがる「吾妻」という地名も、日本武尊が「わが妻や」と言ったことから来ているということです。ダム工事を巡る談合のうわさやら、どろどろとした賛成反対運動とはちょっと合わないほどロマンチックな地名です。
 黒犬たちにとっては、棚田の風景や道路沿いの野菜直売のおじいさんとの会話が楽しかったかな?!

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