小泉さん引退のニュースに思う。

 政治家、公開企業、宗教団体の世襲には、基本的に反対です。世襲には、マイナスの面ばかりではなく、プラスの面もありますが、政治や、公開企業の場合には、親子関係以外の理由で、後継者が選ばれるべきだと信じています。なぜなら、「機会の平等」の大原則に反するから。「親の七光り」のリーダーばかりになった社会に、活力やバイタリティがなくなっていくのは、当然だと思います。(いまの日本社会?)
 昨晩、小泉さんの引退のニュースを聞き、そして、後継者として次男を指名していると知り、結局、小泉さんもこれまでの政治家と、根っこの部分では変わらないことを、改めて認識しました。
 ただし、政治家の場合は、選挙があります。選挙で二世や三世を選んできたのは、国民。大きな目で見たときには、世襲を許容している国民の責任なのかもしれません。