開高健が言ったこと、仲代達矢インタビュー

 今日の朝日新聞朝刊で紹介されていますが、作家・開高健が以下のようなことを書いています。「現代人は頭ばかりで生きることをしいられ、自分からもそれを選び、それだけに執して暮らしています。(中略) 部屋の中で寝てばかりいないで、立ちなさい。立つことです。部屋から出ることです。そして、何でもいい、手と足を使う仕事を見つけなさい。」(知的経験のすすめ)
 会社で仕事する多くの人には、このように言い換えてもいいかなと思います。「パソコンの前に座っているだけでなく、立ちなさい。パソコンから離れることです。一度、現場にでてみなさい。お客さんと面と向き合ってみることです。」キャノン電子の坂巻社長は、『椅子とパソコンをなくせば会社は伸びる』という本を書かれました。(→
黒犬通信バックナンバー
 
 反対側のページにある『仕事力』というコーナーでは、俳優仲代達矢のインタビューの連載が出ています。「人間の野性と本能を描く」というタイトルの3回目。無名塾という名前に込めた気持ち(「マンネリになって壁にぶつかったときには、もう一度、無名になって修行に帰ってこい」)もすごい。このかたは、もう76歳になられていますが、とてもいい顔をされている。年をとれば取るほど、どのように生きてきたかが、そのまま顔にでていて、恐ろしく思います。→
仲代達矢インタビュー