世界経済はどうなるのか?

今週のニュースウィーク日本語版のタイトルは、『「大恐慌の足音」ー1930年代そっくりの連鎖破綻危機。世界経済は金融パニックを逃げられるか』。アメリカのサブプライム問題は、日本のバブル崩壊と同じ轍を進んでてきているという意見もかなり出てきています。→ロイター記事

ところで日本のマスコミ論調でよく読むのは、「アメリカの市場主義は崩壊したのに、どうして日本はそのアメリカの後をおって市場主義をとらないといけないのか」というような意見。でも、こんなたとえで、考えてみてはどうでしょうか?

 確かに運動のやり過ぎは健康によくないかもしれない。特に、運動というよりも、競技となってしまった場合。でも、日本の場合はと言えば、運動不足でメタボなのでは?つまり市場主義からはほど遠く、自由な資本主義経済とは言えないのが日本で、もっと資本主義の精神を勉強した方がいいように思うんだけど。比喩を使うことは時には議論をおおざっぱにしてしまうから気をつけないといけないけども、お上が重要なことを決める日本の社会主義的傾向は、アメリカの行き過ぎた市場主義同様、破綻してしまっているのに。とにかく「小さな政府」を目標に定める政治家の先生たちに頑張っていただきたい。そして我々ビジネスマンは、自立しながらしっかりビジネスをやっていき、安定した職場を作っていくこと。

 蛇足ですが、今夜は、今年オープンした赤坂Sacasにあるベルギービール屋さんで、社員の人たちといっぱいやったのですが、このお店もほぼ満員でした。日本経済の見通しは暗いと思っていますが、東京の一部のエリアはにぎやかです。写真は、このビル開発の目玉のひとつになっている(だろう)、映し出された絵が変化する階段。

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