モーニングコールをする教師

 少子化で、日本の人口が減ることは問題だと思っていないのですが、その副産物として、教育現場でこんなことが実際に進行していると聞いて、驚いています。

 どういうことかというと、一部の専門学校や大学で、先生が生徒に「モーニングコール」をしているというのです。遅刻しないように、欠席しないように、先生がここまで面倒を見ているという話です。一体、どうなっているのかと思います。それくらい生徒を「お客さん扱い」しないといけないほど、生徒集めが厳しくなっているという話です。少子化に加え、豊かな時代、ハングリーさがなくなった社会における学校経営の厳しさでしょうか。

 一人や二人から聞いた話ではありません。(現場の先生からも何度かお聞きしましたし、今日昼食をしたリクルート出身の某人材コンサルティング会社社長からもお聞きしました。)

 うちの会社も新卒の募集や第二新卒の採用はしますが、数合わせのために、無理に採用することはありません。でも、大手企業などで、どうしても頭数をそろえないといけない人事部の方たちは、先生から「モーニングコール」をしてもらっていたような学生たちも、採用しないといけないのでしょうか。

すごい時代になったものだと思います。