メタボもまたよし

 編集者の都築響一さんが、今朝の朝日新聞に書かれているエッセイによると、いま日本で一番売れている薬は、血圧改善薬で、その理由は、高血圧とされる基準の数値が、年々下がっていて、高血圧だと診断される人が増えているからだそうです。最高血圧が異常とされる数値は、2000年に180mmHgから170に、04年には140、08年には130に引き下げられたとか。(情報源は、雑誌「Tarzan」4月9日号)
 この間、厚生労働省のメタボ健康診断のガイドラインを作成した委員会メンバーのうち、国公立大の医師11名全員に、02から04年の3年間で合計14億円、高血圧治療ガイドライン作成では9人の委員全員に8億2000万円の寄付が治療メーカーから、それぞれ寄付があったそうです。
 厚生労働省、医薬品メーカー、そして「権力の犬」となった医師たち、3者による、談合?!
 黒犬は、へそ曲がりというか、「反対思考」主義なので、一律にこうしろと言われることに、反抗的。もちろん、かっこいい体でいたいけど、それは自分の責任。薬も基本的に嫌い。医者には申し訳ないけど、今の医療制度だと、患者のための薬というよりも、医薬品メーカーのための薬になってしまっているように思えて仕方ない。
 どちらにしろ、クスリや医者のお世話にならないようにしたい。