都会の犬たちはもう「犬」ではない?

Bruno
 山形の柳沼さんから、ブルーノ君の近況写真。
山形の田舎で育ってきたブルーノ君は、都会で育った犬たちと比べると、五感の鋭さ、筋肉のつき方、瞬発力など、すべての面で優れているようです。都会の犬たちは、人間のペットになってしまい、もう犬ではないのかもしれません。ケッサクなのは、都会のアスファルトの上でだけ散歩している犬が、田舎の道になれていなくて、あまり喜ばないという話。5月6日に、「黒犬通信」でご紹介したDog Manのテーマのひとつが、犬たちの本能や感覚をシャープに持ち続けること、都会の生活の便利さに屈することなく犬、人間ともに、野性をなくすことなく生きていくこと。

 我が家の黒犬も、山梨の山中で育っていれば、違った甲斐犬になっていたかもしれないと思うと、ちょっと複雑な気持ちになります。うちの犬は違いますが、人間のペットとなった犬たちの間で、成人病(成犬病?)が増えているということも聞いたことがあります。