Work/Life Balance

 日本語でも、「ワークライフバランス」、あるいは「ライフワークバランス」という言葉が使われるようになってきました。ベンチャー企業のステージにおいては、「ワーク・ワーク・ワーク」であって、lifeつまりpersonal life を考える余裕なんてありませんが、そのステージを通り過ぎると、バランスを取っていくことが重要になってきます。日本全体でみても、日本が「ベンチャー企業」の段階からジャンプした高度成長期の「モーレツ」な働き方に返ることは、当面ありえないのではないかと思います。人間、ずっとハイパーな状態で働き続けることは、可能ではありません。以前一緒に仕事をしたことのあるイギリス人は、毎日3時間ほどの睡眠と片道1時間半ほどの自動車通勤をこなしていましたが、どうやって、そんなライフスタイルが維持できるのか、不思議です。

 うちの会社は女性社員が多いので、このWork/Life Balanceが特に大切になってきます。健康・仕事・家族、この3つのバランスを取っていくことが大切だと、ずっと思ってきましたが、特にこの頃、仕事と個人の生活のバランスをどうとっていけばいいのか、それをよく考えます。

 もちろん、その前提として、企業の競争力を維持すること、市場のニーズにこたえていくことという条件があります。これを無視することはできません。そのプレッシャーのもとで、どうやって最適のバランスを取っていくのか。企業のおかれた状況、一人ひとりの社員の年齢、家族構成、信条など、さまざまなことを考慮しないといけないかと思います。

 簡単な答えがあるわけではありませんが、継続することができるワークスタイル、効率的な仕事のすすめ方、パソコン・インターネットの役割。そんなことをこれからも考え、アイディアを実践していきたいと思います。