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学生たちへの大人の責任

多くの学生が勉強しないということをよく聞きます。今日のオデッセイユニバーシティでお会いしたある短期大学の先生もおっしゃっていました。ゆとり教育の産物なのだそうです。でも、もしそうだとしたら、ゆとり教育の世代に対して、大人たちは大きな責任を背負ってしまいました。

 先週土曜日あった日経ナビ「メガ・フォーラム」に来ている大学生たちを見ていて、この学生たちに、大人たちはどれだけ誠実に現実の企業社会の様子を伝えているのだろうかと僕は思いました。多くの学生たちが、せっかく就職した最初の会社を3年以内で退職するという話を聞きます。甘言で学生をとにかく入れようとする企業、あなたにふさわしい企業で働こうと言って転職をそそのかす人材紹介企業。大人たちは目先の自分の利益のために、学生たちを散々誘惑しているようにも見えます。

 今、就職市場は売り手が強いと言うことですが、いったん会社に入ると、いつまでもお客さん扱いはしてもらえません。多くの学生はアルバイトはしたことはあるかもしれませんが、アルバイト、あるいはインターンシップと、長期雇用が前提で就職して働くこととは、かなりの相違があります。でも、企業の大人たちは、学生たちに誠実に現実を伝えようとしているでしょうか?

 日本の学生たちほど、ある意味、恵まれている学生たちも世界中にいないのではないかと思います。それと同時に、その学生たちをダメにしているのは、大人の側なのかもしれないと感じることがしばしばあります。