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日経新聞の「忖度」

3月も明日で終わり。もう今年の四分の1が終了する。
日経新聞が数年前に買収したFinancial Timesを読んでいます。買収後、Martin Wolfを始めとするFTの代表的なジャーナリストたちの記事が、日本語翻訳されて日経本紙にしばしば出ています。でも、ちょっと日本の政治に厳しかったりする記事はあまり見かけないような気もします。ボクの勘違いかな・・・

3月30日付のFTに、Leo Lewisという東京にいる記者(ちょっと日本に辛口の記事を書く傾向がある印象)が、日本で話題になっている言葉として、「忖度」という言葉を紹介してありました。安倍総理に対する遠慮や配慮から、周りの人間たちを始めとして多くの人間たちが行う「忖度」。

英語でこの言葉の説明として、以下のように紹介しています。

"Sontaku refers to the pre-emptive, placatory following of an order that has not been given."
"The word may not have been widely used by Japanese, but everyone instinctively gets its sinuous prevalence in government and private sectors."
"While the concept is not uniquely Japanese, few terms resonate so well in explaining Japan in the era of Shinzo Abe, the prime minister."

簡単にいうと、自己検閲。勝手に自分自身で、自分の手足を縛っていき、いつのまにか、自分の頭の中まで縛っていくような行為でしょうか。
この「忖度」という言葉は、日本人お得意の「おもてなし」と表裏の関係にあると、ボクは思っています。

FTでは、しばしば皮肉に飛んだ囲み記事やエッセイを読むことがあります。FTのジャーナリストはあまり「忖度」していないように思います。
日経新聞の皆さんも、時の権力に関する過剰な忖度をされることがないように。ご自分たちの名前では、率直でちょっとシニカルな記事を書くことに気がひけるのであれば、FTの記者たちの囲み記事でも翻訳して出されては?!

「日経ビジネス、お前もか?!」

オリンパスが過去におこなったM&Aに関する疑惑の報道について、フィナンシャルタイムスと比較し、日本の新聞、特に日経新聞および日経ビジネスが及び腰だという意見があります。『「日経ビジネス」を発行する日経BP社の辣腕副社長として現在の日経ビジネスの局長以上の人事に深く関われた方が、今年の6月からオリンパスの社外取締役になっている。』という情報もあります。(→JB Press

日頃、日本の新聞数紙に加えてフィナンシャルタイムス(FT)も読んでいますが、FTは1ページ全面でオリンパス疑惑を報道したり、社説で論ずるなど、日本の新聞よりもずっと大きな取り上げ方をしています。日本の新聞は一見中立なポーズをとりながら、まったく真実に迫ろうという意欲がない記事が多いなと思います。もしそのような意図ではないのだとすれば、コーポレートガバナンス、M&Aについての専門知識や見識がなさすぎです。

まさか、日経ビジネスあるいは日経新聞が、日経グループOBがオリンパスの社外取締役に就任しているということで、お茶を濁すような報道で済ましているとは考えたくない話です。ボクも日経ビジネスの購読者のひとりですし、途中、読まなかった時期もあるとは言え、20年以上にわたって日経ビジネスを読んできました。

日経ビジネスには、OBがオリンパスに関連しているから、手ぬるい報道でお茶を濁しているなんて批判には、しっかりした報道で反論していただきたいです。

今年、日経ビジネスには、こんな「汚点」があります。

3月14日号(「中高年は席を譲れ」特集)には、2ページにわたる「プルサーマル」プロパガンダの東電の広告、1ページの東芝の原子力事業広告がでています。日経ビジネスにとって皮肉なことに、この3月14日号は、3月11日の東日本大震災直後に発売されています。あまりにもタイミングがよすぎる広告でした。

繰り返しますが、日経ビジネスの長年の読者のひとりとして、今回のオリンパス事件に関して、背景の闇に切り込む勇気ある報道が行われることを期待しています。

「新聞なんかいらない。肝心なことが載ってない。」(宇多田ヒカル『Beautiful World』)なんてことだと、若い人たちだけでなく、われわれ中高年からだって、新聞・雑誌は捨てられていきますよ。

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「日経ビジネス」2011年3月14日号

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東京電力の「プルサーマル」プロパガンダ広告

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東芝の原発事業広告

「日本語で読む中東メディア」

東京外大による非常におもしろいプロジェクト。中近東メディアの記事を日本語に翻訳してくれている。
僕も英語でしか外国の情報を得ることができないので、きっといつの間にか、英米メディアのものの考え方に大きく影響されていることだろうと思います。
北アフリカや中近東の情勢、イスラエルと周辺国の対立、アフガニスタンやパキスタンで起こっていること、それらについて、アラビア語、ペルシア語、トルコ語のメディアがどのように伝えているのか、彼らはどのように考えているのか。たとえ日本語翻訳を通してであったとしても、直接に読むことができるのはすばらしい。(今さらアラビア語やペルシア語を習得するなんて、ゲーテじゃあるまいし!)

東京外大関係者の努力に敬意を表したい。
→「日本語で読む中東メディア」

各紙でご紹介いただき、本当にありがとうございます。

秋田魁新報、河北新報の書評コーナーで、アメリカン・ブック&シネマの新刊『ドッグマン』が紹介されたことをご報告したばかりですが、この2紙以外の多数の新聞でもご紹介いただいたことがわかったので、あらためてご報告いたします。以下の地元有力紙でこれまでご紹介いただいています。各紙のご担当者には心より感謝申し上げます。

岩手日報 5月15日、下野新聞 5月15日、山梨日日新聞 5月15日、新潟日報 5月22日、北日本新聞5月15日、北國新聞5月15日
神戸新聞 5月22日、山陰中央新報 5月22日、徳島新聞 5月15日、大分合同新聞 5月22日、熊本日日新聞 5月22日
宮崎日日新聞 5月22日

アメリカン・ブック&シネマ

哲学者_五月蝿いけど必要な存在

 5月17日付けの東京新聞夕刊に、哲学者・中島義道のインタビュー記事が出ていた。彼の問題提起は、震災直後、被災者たちの忍耐力が世界から称賛され、それは素晴らしいのだが、震災に対して、「なぜ?」という問いや絶望の言葉がもっとあっていいのではないかということ。

 美談が覆う真実がたくさんあるのではないか?たとえば、学校が大嫌いな子、いじめにあっていた子もいただろうに、マスメディアではすべての子が学校や勉強や友だちが大好きだという「神話」ばかり。家族に関しても、「心温まる家族間の話」ばかりで、「健全な」家族の美談以外は取り上げられることはない。「日本は言論が自由な国とされていますが、この点ではまったく違う」としている。

 また「震災後、さまざまなイベントや行事が自粛され、それは他人にも同様の自粛を求める『他粛』の風潮になっていて、互いに自粛し合い『いい人』しか出てこない今のような言論状況は、不気味な感じさえします。」

 そして最後にこのように言っている。「今回の大震災で日本人の良い面、悪い面がすべて出たのではないか。被災者たちの品格ある穏やかな態度、全国からの励ましの声などにあらためて日本の良さを確認する一方で、日本人の『哲学的にものを見る目』はまったく育っていないように思われる」、と。

 哲学者というのは、面倒なこと、五月蝿いことを、自分にも、そして他人にも問い続けるという存在で、毎日いっしょにいるとこちらも気が滅入ってきそうだけども、社会の中でとても必要な存在だ。特に日本のように、画一的な思考、感情的な思考に社会全体が陥りがちな国においては。

『ドッグマン』、河北新報でも取り上げられました。

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アメリカン・ブック&シネマの新刊『ドッグマン』。先日ご報告した秋田魁新報に続いて、宮城県エリアの主要紙、河北新報(2011年5月16日付け)の書評コーナーでも取り上げていただきました。ありがとうございます。

『ドッグマン』が秋田魁新報で紹介されました。

秋田県を代表する新聞・秋田魁新報で、アメリカン・ブック&シネマの新刊『ドッグマン』が紹介されました。5月15日(日曜日)付けの書評欄(8ページ)にでています。ご紹介ありがとうございました。

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「ドッグマン」@アマゾン

アメリカン・ブック&シネマ

FT記事へのコメントにお返事をいただく。

最近読んだFinancial Times の日本関連記事を書いたライターにメールを出したところ2回とも返事をいただき、驚きました。
一度は、週末版の"Slow Lane" というコーナーで読んだ、日本の知る人ぞ知る偉人・福岡正信を紹介する記事、もう一度は日本の国債市場の将来見通しに関しての記事。それぞれ、Harry Eyres、Henny Senderというライターから、短いですがお返事をいただきました。
FTのほとんどの記事には、ライターのメールアドレスがついています。会社の方針なのかどうか存じ上げませんが、たとえ簡略なものとは言え、きちんと返事をされる姿勢に驚きます。日本の新聞では考えられないです。

→"We reap what we have sown" (by Harry Eyres、福岡正信紹介記事)
福岡正信とは
"Worse still to come after Japan’s lost decades" (by Henny Sender)

"Kan" must learn to love business.

 フィナンシャルタイムズに、"Obama must learn to love business" という論評がでていた(John Gapper 記者)。10月28日付け(アジア版)のFTにでていた記事で、中間選挙での民主党の敗北予想を前提に書かれたものだった。僕はまったく同じ内容のことを管政権および日本の民主党の方たちに贈りたい。
 アンチ・ビジネスからはなにも生まれてこない。これは僕が「経営者側」の人間だから言うのではなく、社会の問題の多くが経済問題であり、問題解決のために「経営力」「マネジメント力」が必要だからだ。民主党政権の中枢にいる方たちは学生運動と労働運動の出身者たちが多いようだけども、ビジネスのことを愛するところまでいかなかったとしても、理解してもらいたい。ビジネススクール出身者なんていないのかもしれないけども、前にも書いたけど、ドラッカーくらいきちんと読んでもらいたい。
 富の分配についてと同じ程度に富の創造に熱心であって欲しい。もっと富の創造のことを勉強してほしい。
 
There was a good article by John Gapper in the Financial Times. I would like to replace Obama with Kan (our current prime minister. who knows how long he will be so!) and present the article to our ruling party. Kan must learn to love business. It is unfortunate that many of our ruling party members are controlled by the labor unions.

Obama must learn to love business
(ネットでは記事は登録しないと読めなくなっています)

FT紙の秀逸な見出し

日頃日本の新聞と並んで、Financial Times を読んでいますが、記事の見出しに感心することが多いです。限られた言葉で、ある出来事の本質をずばり指摘するような見出しです。最近感心したものにいかのようなものがあります。(2010年10月20日付け。Global Insight というコーナーにあったGeoff DyerというFTの北京支局長による記事)
 
  "Mindset of Beijing's next leader remains a closed book"

次の国家主席として「内定」したと言われている習近平について、彼が外交、内政に関してどのような考えを持っているのか、ベールに包まれたままだという記事の見出しです。この記事はまとめてして次のような文章で終わっています。

 "The name of China's next president might already be pencilled in. But the political character of the new generation of Chinese leaders remains something of a closed book."

こんな文章が英語で書けるようになるといいなと思いますが、日本語でももっといい文章が書けるようになることはもっと大きな課題です。

ウェークアップぷらす

 今月から小社では、読売テレビ制作の「ウェークアップぷらす」でCMを流しています。先週の番組は見損ねましたが今週は見ていますよ。(テレビをみながら、このブログを書いている)

 で、この番組のHPをチェックしてみると、なんと知り合いのアレクサンドラ・ハーニーがコメンテーターのひとりにはいっている!彼女は以前、フィナンシャルタイムス東京支局のライターのひとりで、最後に会ったのは彼女がロンドンに転勤になった後、ロンドンでのような記憶。現在は香港ベースで中国関連の本を書いているはず。(ウィキにも彼女の紹介ページあり。→こちら
 
 それにTBSのサンデーモーニングで張本に追い出された江川紹子さんが、ウェークアップぷらすのコメンテーターに加わっていますね。TBSのサンデーモーニングも、大沢親分が亡くなられたので張本との人気コーナーはどうなるのか。

ウェークアップぷらす

経済記事以外の日経新聞記事

日経新聞の「本流」の方たちには申し訳ないのですが、社外の方たちが書かれている経済記事(囲み記事)、それとスポーツ面、社会面の記事がおもしろいです。最近では以下のシリーズがおもしろかった。

1「駆ける魂」で紹介されていた白山、森の管理人の乾靖さん紹介記事(3回分)。日本3大連峰のひとつ、白山。「40歳でサラリーマンを辞め、これからどうやって暮らしていこうか、もんもんとしていたとき、白山でご来光を拝んだ。何度も見ているはずなのに、そのときばかりは、ありがたいと自然に涙がこみ上げてきた。」「太陽の光が山頂にいたすべての人を分け隔てなく照らし、観音経にある『無垢清浄光、普明照世間(汚れのない光があまねく一切のものを照らす)』というお経を実感した」。
 この前、岐阜の郡上高校を訪問した時、校長先生から白山信仰の話をお聞きしたばかりだったので、この記事は特に印象深かった。いつか白山に行ってみたいと思う。(2010年8月16〜18日の夕刊)

2 「戦争と言論人」の5回シリーズ(2010年8月7、8、10、11、12日)。石橋湛山、桐生悠々、清沢洌、菊竹六皷、徳富蘇峰の発言を紹介。特に共感をもって読んだのは、清沢洌。「詰め込み教育の危険なのは、物を批判的に見ず、ある既成概念を固守する結果、社会的に討議して、漸進的進歩の道をとるということが困難だ」。彼が指摘したことは、100%、今の日本の教育にもあてはまる。その結果が、「元来が、批判なしに信ずる習癖をつけてこられた日本人」。

ツイッターは「首相動静」だね。

 移動したり、行動したりするたびにツイッターに書き込みをしている人が多い。どこで誰に会ったとか、どこのレストランで食事したとか。こんなことをずっと公表してきた人が日本には一人いた。それは日本国総理大臣。いったいいつから始まったのかしらないけど、主要新聞では、もう何十年と(だと思う)、総理大臣の前日の行動を追っている。

 朝日新聞の場合だと、朝刊に「首相動静」というコーナーがあって、何時に誰と官邸で会った、どこどこのレストランで誰々と会食したなんてことがでている。例えば、昨日、菅総理は「午前7時38分、宿泊先の広島市南区のグランドプリンスホテル広島発。寺田首相補佐官同行。49分、同市中区の平和記念公園。」から始まり、「午後7時12分、東京・永田町の日本料理店、『つきじ植むら』で、江田前参議院議長、荒井国家戦略相ら、菅首相を支持する同党国会議員の会合に出席し、あいさつ。8時13分、公邸」で終わっている。

 こちらの情報発信は一日遅れ、すべて過去形。対してツイッターで自分の行動を発信している人たちは、現在進行形という違いはある。ツイッターでwhere, who, why, what, when, how を公開している人たちは、「首相動静」と同じことを自発的に発表している。もちろん、すべての行動ではないだろうけどね。(そう言えば、田中康夫はペログロ日記で、プライベートのことも露出していた記憶)
 
 みんなが総理大臣になってしまったのだ!
 
 僕もツイッターをやってみてはいるけど、「分刻みの行動」をとっているわけでもないし、著名人とそうそう会うわけでもない。それに大したレストランで食事したりすることもあまりない。残念ながら、それほどドラマチックな毎日を送っているとも思っていない。どちらかというと、一日一日、すこしずつでいいから人間として成長していければいいと思っている。
 
 「誰々に会った、どこどこで食事をした、どこどこに移動中」というツイートは一時的にはフォローしたとしても、だいたい数日もしないうちにフォローしないことにしている。自分のことを他人にさらけ出す必要もないけど、他の人が誰と会ったとか、どんな食事したとかにも、あまり興味がない。好きなタレントやアーティストの日常生活さえもあまり興味がない。(伊藤由奈のブログもほとんど見ない。それよりも、コンサートをやってほしい。木村多江が電通社員と結婚していようが関係ない、映画でいい演技を見せてくれればそれで満足)そんなことをフォローしていると、あこがれの気持ちがなくなってしまうもの。すべての人間関係、適度な距離感というか、付かず離れずがいいような気がする。カイ(11年以上おつきあいの♀の甲斐犬)とさえも、お互いに一定の距離感を保っているもの!

 総理大臣は公人だからいやでも行動を監視される。公人はつらいよね。でもツイッターで自分の行動を公表している人たちは、公人になりたいのかもしれない。

企業価値向上の長い道

 日経新聞夕刊に連載されている「人間発見」、今週はフィデリティ・ジャパンの蔵元康雄さんのインタビュー記事が続いているが、おもしろい。ご紹介されている企業、たとえば京セラ、丸井、ニトリ、キーエンス、イトーヨーカ堂、しまむら、コメリなどがまだ地方の知る人ぞ知る優良企業として、全国的に名を知られるまえからアナリストとして訪問され、各社の経営者とのお付き合いの中から気付かれたことを、インタビュー記事の中でお話になられている。

 各社とも、真の企業価値向上のために、地道な努力を継続された結果が、現在見る姿につながっているかと思います。参考にさせていただきたいです。

「寄付社会をつくる」(日経新聞夕刊シリーズ記事)

「寄付は社会の鏡かもしれない。所得を再分配し、非営利活動の財源にもなる善意と徳を帯びたお金。寄付が広がる社会をつくろうとする担い手たちを追う」というシリーズが、今日の日経夕刊でスタートしている。

一回目の今日は、大阪府庁に勤務していた普通の公務員の方が、月額5000円からはじめていつしか累計で一億円を越える寄付をされたお話が紹介されていた。50歳から始められて現在77歳。ご夫婦でコツコツと寄付活動を続けてこられたということで、本当に立派だと思った。こういう方が実は隠れて結構いらっしゃるんじゃないだろうか。

数年前に亡くなられた奥さんが生前に書き残していたノートには、「幸せな人生だった。預金を役立てることで日本と外国の方々にお返しをしたい」と書かれてあった、とか。

ビジネスをやっている限りはもっとお金を稼がないとダメだと思っている。それは自分の努力の成果の「ひとつの」指標だから。でも、自分のためだけにお金を稼ぎ、自分の家族に残すためだけに蓄財しているって、最低だと思う。

お金を稼ぐこと、それと同時にお金に十分に活躍してもらえるような使い方を考えること。両方大切だよね。

ディベートとダイアローグ

 今日の朝日新聞朝刊で哲学者の鷲田清一さんがいい話を紹介してくれています。演出家の平田オリザさんの定義らしいのですが、ダイアローグとディベートの違い。
 「ディベートというのは話し合いの前後で自分の考えが変わっていたら負け、でもダイアローグでは逆に変わっていなければやる意味がない」
 ディベートとダイアローグを組み合わせながら、自分を変えていく、自分が変わっていくというのが、面白いように思います。
 

NHKは、解説者にJリーグ出身者を使わないでほしい。(あるいは出身者以外も積極的に使ってほしい)

昨晩、対イングランド戦の解説に元ジュビロの福西さんが出ていました。彼はスマートな選手だったし、Jリーグに対する貢献は多大なものがあったと思います。昨年のJリーグアワードでは表彰もされていた記憶があります。

ただ、Jリーグの元選手を解説に使い続けるNHK他、テレビ局には疑問があります。理由は、彼らが解説者としては非常に甘いと思うことがあるからです。(マスコミは、政治に関してはけなすことばかりが目立つのに、どうしてスポーツにだけは甘いのか!)

往々にして日本のスポーツ解説は甘いのではないか?先輩、後輩の人間関係のなかで、なかなかはっきりとものを言える人が非常に少ないと思います。サッカーに関して言えば、辛口のコメントをするのは、セルジオ越後さんくらいのような印象があります。

僕のような、あまり知識のない視聴者にも、きちんとポイントをおさえた評論をしてくれる解説者を希望します。感情的な、騒ぐだけの解説ではなく、もっと論理性を持った解説をしてもらいたい。

そうでないと、ファンの目は肥えてこないです。いつまでたっても、騒いでいるファンしか育たないです。(大学の同級生が、イギリスに行ってBBCのサッカー解説を聞き始めてサッカーの面白さを分かるようになったと言っていました。彼らの解説を聞いてみたいです。)

民放のアナウンサーは論外にダメです。かれらは叫んでいればいいと思っているところがありますから。

なぜNHKがJリーグの元選手、あるいは日本サッカー協会関係者ばかり解説者にするのか?協会やJリーグとは立場を異にする、第三者的な評論家、解説者をどうして育てようとしないのか?それともテレビにでる解説者の仕事は、「天下り先」のひとつで、一部の元選手たちにだけ提供されるのか?

元選手たちは、関係者から情報を引き出したりすることもたやすいのかもしれません。局側と、協会側の間の協力関係も大切でしょう。しかし、政治における「記者クラブ」制度同様、われわれ一般視聴者に、透明度の高い情報提供であり、解説が行われているのか?

日本のスポーツ界の問題のひとつがここにあるように思います。閉じられた世界の中の先輩、後輩の関係が、現役時代はレギュラーに採用するかどうか、引退後は仕事の紹介、あっせんなどということに影響を与えていないと言えるか?

なぜリーグの得点王である前田やMVPである小笠原が代表に選ばれないのか?その説明を聞いてみたい。

人間関係における情や利益が、個々人の実力に優先する村社会があるのではないか?解説に関して言えば、元選手でないとダメだという先入観はないか?

実はスポーツだけではないのです。

自分自身、コンサートにしろ、絵画にしろ、あるいはサッカー以外のスポーツにしろ、ちょくちょく観に行ったりするのですが、ずっと低いレベルのファンに終わっています。一義的には自分自身の問題ではあるのですが、われわれファンをリードし、教育してくれる専門家が欲しい。しばしば、「日本のファンは素人ばかりだ」というような話も聞きます。素人のレベルが上がっていかないと、プロの人たちのレベルも上がらない、というのが僕の意見です。

NHKに返りますと、日本代表の現状を、世界のレベルから見て評論、解説してくれる解説者を希望します。いつまでも、耳に心地よい話、根拠のない精神論、たいしたことない褒め言葉ばかりでは、われわれファンのレベルも上がらないです。

Jリーグバブルはとっくの昔に崩壊しています。そして、試合内容はガラパゴス化しています。(今年2回の日韓戦を見よ!) 南アフリカで「奇跡」が起こって、勝ち点をとる、あるいはファイナルにでるようなことがない限り、ファンはだんだん離れていきます。野球はMLBに負けないだけの国内リーグがあります。でもサッカーの場合、Jリーグとヨーロッパのリーグとの差はとてつもないほどあるように思います。その差を認めたうえで、Jリーグを強くする長期戦略を真剣に実行していっていただきたいです。そうでないと、いつまでたっても、われわれファンは、ガラパゴス化した、海外には通用しないプロサッカーを見ることになりますから。

東京FMでも紹介されたようです。

Tokyo FM朝の番組「クロノス」で、マイクロソフトオフィス世界学生大会が紹介されたようです。(というのは、僕は聞いていないのです)

先週木曜日5月20日朝8時ごろですが、世界学生大会でワード8位だった慶応の中村彩さんが紹介されたそうです。

クロノス (一番下までスクロールしてください。記述があります。)

菅野圭介回顧展

この前の日曜日横須賀美術館でみた「菅野圭介」展が、日経新聞の文芸欄で紹介されています。この後、同展は愛知県一宮市、長野県東御市(「梅野記念絵画館」)を巡回するとか。秋、東御で開かれるときには、まだ行ったことがない梅野記念絵画館を訪問しましょう。

梅野記念絵画館

鞄と心理

ラジオ人間です。テレビよりもずっとラジオを聞く時間が長いです。毎日聞いているのは、NHKのラジオ深夜便とラジオあさいちばんでしょうか。
5月10日の週のラジオあさいちばんの「健康ライフ」で、東京慈恵会医科大学精神医学講座教授・中山和彦さんが、「鞄と心理」というテーマでお話をされていました。身に覚えがあるというか、身につまされるというか、そんなお話でした。
ポッドキャスティングで聞くことができます。クロイヌのおすすめ!
NHKラジオあさいちばん「健康ライフ」

明日の日経新聞朝刊をご覧ください。

明日5月12日は小社にとっては「メディアデー」。
日経新聞朝刊には全面広告を出します。スノーウィーを抱えて走るタンタンの絵柄を使った広告なので、きっと目にとまるはず。企業の皆さん向けの広告です。
そして夜は、日本テレビの「笑ってコラえて」という、所ジョージさんが司会役の番組で、小社が運営しているIC3というIT資格を取り上げていただくことになっています。小社の資格を取り上げていただくのは、昨年のMOSに次いで2回ということで、たいへん感謝しています。

IC3がテレビで取り上げられます。

小社で運営している資格試験のひとつ、IC3(アイシースリーと呼びます)がテレビで取り上げられることになっています。来週水曜日の夜、日本テレビ系列の「笑ってコラえて」という番組をご覧ください。以下、皆さんにお送りしている情報から抜粋。

「所ジョージさんが司会の人気番組『笑ってコラえて』の”日本列島検定試験の旅"

IC3が紹介されます。 

所さんが偶然選んだ検定試験で、1番だった人を探し出すコーナー。

はたしてIC3試験で1番だった人ってどんな人?! 

放送日:512() 夜7:568:54(日本テレヒ゛系列)

学校訪問する詩人

偶然付けたテレビで見た番組。『こだわりライフ ヨーロッパ「ラップ感覚で言葉の魅力を伝える~イギリス ロンドン」』。詩人のJoelle Taylor という女性の詩人が、貧困エリアにある学校を訪問し、子供たちに言葉の力と魅力を伝えているボランティア活動の紹介。自分自身が貧しい環境で育ち、ロールモデルを持たなかったからだとか。
貧しい子供たちに、自信と誇りを与えてあげたいという気持ちが熱かった。

NHKの番組表

YouTubeにも彼女の動画があった。


「シアワセのものさし」

日経ビジネスオンラインのこの記事って、すごくいいですよ。
記者が丹念に拾ってきている高知県の記事のシリーズ、デザイナーの梅原真さんを中心としたものですが、全部、おもしろいです。単行本になるみたいですが、まとめて読んでみたいです。

「シアワセのものさし」

撮影テクニック

ロイターの写真特集
撮影テクニック

NHK「百歳バンザイ!」

 偶然、NHKの「百歳バンザイ!」という番組を見ました。100歳でなお現役の電気工事士の男性の方が紹介されていました。この男性の方、10年前に奥さんをなくされた後もご自分でご飯を炊いていて、毎日二合のお米をしっかり食べている、とか。それに自転車にも乗っていて、自分が担当している防犯灯が切れていないかどうか、確認に回っている様子もでていました。頼りにされるのが生き甲斐、だって。個人差はありますが、すごい人もいるものだと感心。
 昨年の敬老の日の発表では日本の100歳人口は4万人を突破したとか。
NHK「百歳バンザイ!」

「サバイバル登山家」服部文祥さんとのインタビュー記事

 昨日の朝日新聞朝刊にあった、服部文祥さんとのインタビュー記事はとてもよかった。(こんな記事が時々あるだけでも、新聞には価値があるというのが僕の意見です。)服部さんについては、過去にもご紹介したことがあります。(→黒犬通信バックナンバー)人間が生きていくことの本質的なことに触れた発言をされているなと感じました。このブログの中で簡単に紹介できないほど、最初から最後まで、この人の発言は、都会化された社会に住むわれわれ(田舎に住む人間も、「都会化」された生活をしています。ハローワークに通うのに、車で行くことが当然になっているほどですから)を、根底から揺さぶってくれるような内容を含んでいます。
 20年近くにわたって養老孟司先生の本や発言を読んでいますが、養老先生は、都会の人間が一年のうち半年でも田舎にいく「参勤交代」を提言しています。服部さんのやっているサバイバル登山(テントもコンロも持たず、入っていく山の中で食料を見つけていく)は、半端でなく激しい話しですが、養老先生の提案は、やわな我々が「なんちゃってごっこ」レベルでできることを言ってくれているのだと思っています。都会化、バーチャル化された社会の中で、人間が自然の一部だということ、死と生が見えなくなってしまっています。解決方法のひとつとして、服部さんはサバイバル登山を実行されているし、養老先生は「参勤交代」を提案していると思います。
 インタビュー記事のなかで、服部さんは93年パキスタン北部の山岳地帯で、肉屋が客の前で牛を殺して解体して売ったことを紹介しています。今週は20代の社員のひとたちとシュラスコ料理を食べにいったことを書きました。僕らは牛たちが屠殺される現場なんて一度も見たことはないし、多分、到底見ていられないと思います。でも、人間が動物性タンパク質を得ることの意味を本質的に考えることは、エコだとか、動物愛護だと口で言っていることが吹っ飛んでしまうような訓練のような気がします。(「肉食女子」も考えてみてね!)
 服部さんには、小社がインターFMでラジオ番組を提供していたときにご出演いただいていますが、一度お会いしてみたいです。

And the Pursuit of Happiness by Maira Kalman

2009年中毎月ひとつの作品がニューヨークタイムズで掲載された(らいし)、大人のための絵本。偶然発見。今年秋、単行本として発行されるのが楽しみ。
And the Pursuit of Happiness by Maira Kalman

「日本のランスアームストロング」のNHKドラマ

「日本のランス・アームストロング」と勝手に僕が名付けた(→黒犬通信バックナンバー元銀行員の関原健夫さんのガン体験がNHKドラマに。ご本人からのメールで、明日の夜放送されることを知りました。
友人の紹介で一度お会いさせていただきました。今年感謝している出会いのひとつ。
NHK番組紹介

北海道、秋田県の皆さん、こんにちは!

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本日の北海道新聞、秋田魁新報朝刊に、一面広告を出しました。北海道、秋田県の皆さん、こんにちは!
この後、全国紙、その他地方紙にも同じ広告を出します。お楽しみに。
今回の新聞広告は、教職員の皆さん向けキャンペーンのご案内です。
詳細は、小社のサイトをご覧ください。
オデッセイコミュニケーションズ

本日の日経新聞朝刊にオデッセイの広告が出ています。

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Stress and risk_the secret of happiness

 Financial Times で必ず読んでいるコーナーがあります。Luke Johnson というベンチャーキャピタリストが毎週水曜日に書いている"The entrepreneur" (起業家)というコーナーです。ボクはこの人の記事(エッセイというべきか)が一冊の本になったら、ぜひ日本で出版したいと思っています。日本に足りないのは、起業家精神です。大企業での安定、役所での安定。大多数が安定を望む社会は、実は変化に対して脆弱な社会です。今の日本がまさにそうです。この閉塞感はどうしたものか?出口を見つけることが非常に難しくなっています。
 11月11日の記事は、"Stress and risk_the secret of happiness" というものでした。このエッセイの最後に、第26代米国大統領、T.ルーズベルトの言葉が引用されています。"Far better it is to dare mighty things, to win glorious triumphs, even though chequered by failure, than to rank with those poor spirits who neither enjoy much nor suffer much, because they live in a grey twilight that knows not victory nor defeat." 勝利も敗北もない、グレーの黄昏の中に住むよりも、たとえ負けたとしても、人生を生き抜く方がましだ。
Stress and risk_the secret of happiness

NHK歴史ドラマ(挫折!)

この前の日曜日から「坂の上の雲」が始まりました。主人公は、松山出身の秋山真之、古好兄弟です。もうひとつ、来年から始まる歴史ドラマは、「龍馬伝」。こちらはご存知の通り高知出身の坂本龍馬が主人公です。
四国出身者としては、このふたつは見なくては!と思っていたのですが、「坂の上の雲」、最初の15分くらいで挫折してしまいました。どうも、NHKの歴史ドラマの作り方に入っていけません。NHKの歴史ドラマはもう何十年も見たことがないです。
ただし、来年はNHKのおかげで、四国への観光客が増えるような予感がしています。これはありがたいことです。

日本テレビの番組がMOSを取り上げてくれました。

今夜の日本テレビ「笑ってコラえて」の中で、MOSが紹介されました。今年8月にカナダ・トロントであった「マイクロソフトオフィス世界学生大会」のワード部門で日本代表としてがんばってくれた中村彩さん(慶応大学法学部2年生)が番組内で、スタジオのみなさんにワードの腕前を披露。関係者の皆さん、番組で取り上げていただき、ありがとうございました。

NHK小さな旅「白き牙の里_山梨県南アルプス市」

多数の甲斐犬ファンが多数見た番組。我が家も、最初の放送は見逃しましたが、再放送を録画してみました。ネットで番組をみることもできます。(→NHKオンデマンド

ウォールストリートジャーナル日本版

10/5に開催されたダウ・ジョーンズ主催の世界経済カンファレンスに出席したせいで、ウォールストリートジャーナルの日本版が近々始まるという案内メールが来ました。→予告サイト

「大きないちょうの木の下で_いちょう団地に生きる子どもたち」(NHK番組)

 横浜にある県営いちょう団地に住む子どもたちが通う市立いちょう小学校は、全校児童の6割が外国籍あるいは外国と関係しています。その学校に通うベトナムや中国、カンボジアなどの子どもと親御さんたちの物語をドキュマンタリー番組にしたもの。10月31日の再放送を偶然見たのですが、とてもいい番組でした。
 ベトナム難民として日本に来た親たちから生まれた男の子は、日本に生まれ、自分は日本人だと思っているのに、周りの人たちからベトナム人だと自覚させられます。でも、日本が好きで、お父さんにベトナム語で話しかけられても日本語で答えています。
 
 ベトナム難民の子どもの男の子は、こんなことを言っていました。「日本の生活にはたくさん夢や希望がある。」そう思ってくれて、ちょっと感動した。こんな子が、しっかり勉強して、将来日本とベトナムの間で活躍してくれるといいなと思いながら、番組を見ました。
 ボクのビジネススクールの同級生に、ベトナム難民がいました。彼は卒業後にはゴールドマンサックス証券に入り、不動産部で活躍していました(今はなにしているのか?)彼のキャリアは、ある意味、アメリカンドリーム。それと同じように、このテレビ番組にでている「いちょう小学校」の男の子、女の子たちが、ジャパニーズドリームを生きてくれるとうれしい。
NHK番組紹介

首相の動向

各全国紙には、前日の首相の動きを記したコーナーがあります。朝日の場合は、「首相動静」という名称で、政治面の下あたりにでています。どこどこのレストランで、誰と食事をしたなんてことまで出ています。
先日の衆議院選挙の結果、民主党の鳩山さんが総理大臣になることが決定的になって以降、「鳩山代表動静」として、麻生総理の動向にならんで、鳩山さんの動きが報道されています。
今日、鳩山さんが首班指名をうけ、麻生内閣に代わることになりますが、明日から各紙、このコーナーで、自民党の代表者の動向も含めて報道するのかどうか?自民党代表者の情報が報道されなくなると、民主党政権になったことをますます実感することになります。

皆既日食@NHK

YouTube: 46年ぶりの皆既日食・硫黄島

NHKが、昨日の皆既日食の放送を、YouTubeで公開してくれています。実況をみられなかったので、これで見ておきます。

SmaStation!!でMOSを取り上げていただきました

正直言うと普段見ることのない番組で、昨晩の放送時間も完全にベッドの中だったです。録画を撮ってもらっているので、それを見るつもりです。テレビ朝日のSmaStation!!という番組の、「女性が輝くおすすめ資格ベスト20」という特集で、MOSをご紹介いただきました。関係各位に感謝申し上げます。

sma Station!!

オバマ大統領からのメッセージ(セサミストリート)

セサミストリートは今年設立40周年。5月27日にあった資金集めを目的とした夕食会で、オバマ大統領から特別のビデオメッセージがあったそうで、それをHPにアップしています。→セサミストリートHP

オデッセイコミュニケーションズは、セサミストリートパートナーズジャパンの組合員の一社です。(→SSPJ) それからエルモを演じているケビンの自伝も出版していますので、こちらもみてください。(→ABC

なお、YouTubeをみると、奥さんはすでにテレビにも登場しているようです。

日経新聞に全面広告を出しました。

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久しぶり(一年半ぶり)に日経新聞に全面広告を出しました。4面のとてもいいスペースでした。日経新聞の関係者の皆さん、ありがとうございます。
企業内で人材採用、人材開発、情報企画などを担当されている方々に、MOSを知っていただくための無料体験受験キャンペーンのご案内です。
弊社HP

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タンタンがちょっと警戒している感じのあるおじさんに話しかけている構図を使っています。
タンタンの相棒のスノーウィーは今回はお休みです。

『日清戦争_「国民」の誕生』(佐谷眞木人著)

 講談社現代新書なので、手軽に読めます。内容も、それほど重くありません。先週、海外の勉強会の連中に聞いてみても、100年ほど前、日本が中国、ロシアと戦争をして勝ったなんてことは、ほとんど知りませんでした。我々日本人でも、きちんと歴史教育を受けていない人が増えているようなので、日清戦争、日露戦争を知らないという人が、もしかしているのかもしれません。

 おもしろかったのは、日清戦争を経て、初めて「日本国民」の意識が広まったという指摘。また、当時、東京の銀座は、新聞街で、「大通りだけでも読売、新朝野、自由、東京日日、中央、毎日の諸新聞社がある。(中略)都と二六を除くの外は、あらゆる新聞社が銀座界隈に集まっていた」とか。また、作者によると、「日清戦争という強烈なコンテンツは読者を熱狂させ、新聞や雑誌によって世界を認識する習慣を社会に定着させた。こうして、メディアが社会の風潮を増幅し、人びとを単一の価値観に染め上げていく危険性をもつ、大衆社会が成立した」。CNNをはじめとする映像メディアが、湾岸戦争を世界にライブで中継し、お茶の間に戦争が入ってきたことを思い出します。

 今、崩壊過程にある新聞事業ですが、このころは、成長産業だったのかと思います。新聞に代わって、世界を認識する手段となり、人々を同じ価値観に染めていったのは、戦後はテレビでした。そしていまその役割は、インターネットが担いつつあるのでしょうか?

Power of internet

 モスクワに住んでいる大学時代の友人から、「あなたのブログのコメントが、村上龍のメルマガで紹介されていた」というメールをもらいました。肝心のボクは、そのメルマガのことは知らないし、見てもいないのですが、「あ、これが幻冬舎の編集部の方が言っていた話なんだ」。友人には、全く知らせていなかったのですが、友人いわく、「power of internetを感じた」。

 日本人も世界各地に飛んでいって、インターネットの時代、お互いに連絡を取り合うことが簡単になると、かつて、華僑の人たちがそうであったように、いろいろな情報が交わされて、人の移動が始まるのだろうと思います。友人がモスクワにいる間にぜひロシアを訪れてみたいと思っています。

なぜアメリカは戦争を続けるのか(Why We Fight)

YouTube: なぜアメリカは戦争を続けるのか 1-12

 2005年サンダンス映画祭でドキュメンタリー賞を受賞した作品。NHKで放送されたものだと思いますが日本語訳付きですべての内容をYouTubeで見ることができます。偶然見つけましたが、非常にいい作品です。
この作品からは、アメリカが軍事主導の国であり、現代の経済植民地主義国家であることを非常に強く印象付けられます。雇用を支える軍需産業、地元の雇用を優先して考える議員、メディアや国民に事実を伝えないで都合のいい方向に持っていこうとする政府とシンクタンク。アメリカ国民にさえも嘘を平気でつくのであれば、ましてや「極東のひ弱な国」の政府や国民に嘘をついたとしてもまったくおかしくないと思っている方が健全なのではないでしょうか。
 これまでの大統領たちはすべて、いつの間にか、この産軍複合体のクモの巣に取り込まれていったように見えます。オバマはその例外になることができるのか?(この映画を見ていると、オバマもその例外にはなりえないのではないかと、悲観的な予想をしたくなります)
 日本の戦後60年の歴史を考える上でも参考になります。
NHK 

雑誌"Economist "(エコノミスト)のスタイルガイド

雑誌「エコノミスト」のHPで、記者が文章を書くときの「スタイルガイド」(文章の書く際の注意点を集めたもの)が掲載されていることに気づきました。英語の文法など、われわれにも参考になる内容です。
「エコノミスト」のスタイルガイド

佐川明美さんが「アイデアエクスチェンジ」に

元マイクロソフト社員で現在シアトル在住の佐川明美さんが「アイデアエクスチェンジ」にご登場。ボクと同じAFSの経験者で、スタンフォードビジネススクール留学のご経験もあります。大和証券、マイクロソフト(東京、シアトル)で勤務後、この10年ほどは、シアトルでベンチャー企業の経営をされてきました。
アイデアエクスチェンジ「佐川明美さんの巻」

桐野夏生「優しいおとな」

 読売新聞土曜日朝刊に連載していた堤清二/辻井喬さんによる「叙情と闘争」が1月末であっけなく終わり、がっかりしていたのですが、代わって大好きな作家のひとりである桐野夏生さんによる小説が2月から始まりました。おかげで読売新聞を土曜日朝刊だけは(コンビニやスタンドで買って)読み続けています。
 「近未来の渋谷に生きるストリートチルドレン」とNGO職員がこの物語の主人公たちで、昨日で連載の4回目が終わったのですが、とてもおもしろいストーリーが展開しそうで、今後が楽しみです。
 スカイエマというひとによる挿絵もとてもいいです。(上の写真は、第4回目、下の写真は第1回目から3回目まで)

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「アイデアエクスチェンジ」に吉田望さん登場

 ポッドキャスティング「アイデアエクスチェンジ」にメディアプランナーの吉田望さんが登場。吉田さんとは仕事でもおつきあいがあったのですが、大学のテニスサークルの先輩でもあります。吉田さんは東大の学生なのに、われわれ一橋のサークルにも所属されていました。そのあたりのことも含めて、電通ご出身の吉田さんの広告ビジネスのお話をどうぞ。
アイデアエクスチェンジ「吉田望さんの巻」

ブルーを求めて(日経マガジン)

 オデッセイコミュニケーションズでも、フリーマガジンを年に3、4回出していることもあって、いつも雑誌には目を通すようにしています。今月初め、日経新聞(2月1日)といっしょに配達された「日経マガジン」は、いい企画だと思いました。「ブルー」特集で、さまざまなブルーを取り上げたあと、ブルーノートで終わるという、上手なPRになっていました。
写真がたくさん含まれていて、ボクが好きなのは、イブ・クラインの「ブルー」(上の写真)と、フリーダ・カーロの「ブルーの家」(下の写真)。

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日経パソコン「読者の広場」

日経パソコンで必ず目を通すのは、「読者の広場」。2月9日号では、「5年前は文字入力で精いっぱい。今はMOSやMOTの資格が野望」という読者のコメントが紹介されていました。45歳の方のようですが、70歳代でもMOSに挑戦される方が出ています。ご受験、お待ちしています。

週刊東洋経済「テレビ・新聞陥落!」(2009年1月31日号)

 インタネットがブームとなった2000年前後からほぼ10年。これまでずっと「安全地帯」にいて、特権階級と自他ともに考えていたテレビや新聞業界が、大きな岐路に立たされているという話です。インターネットが一般的なものとなり、経済不況の中、ようやく日本のマスコミにも地殻変動が起こってきたということだと思っています。
 テレビにしろ新聞にしろ、規制や日本語によって、完璧なまでに保護されてきた業界でした。特にテレビ局においては、その業界全般の給与水準の高さは、日本の産業界のなかで際立っていました。
 日本の問題のすべてはマスコミに原因があると、そんなことは思っていませんが、多くのテレビ番組の低俗ぶり、バカさ加減にはずっとあきれてきました。今回、マスコミ、特にテレビですが、危機感を持たれていることはいいことではないでしょうか。
 当事者の皆さん、あるいは広告代理店の皆さんの多くが、「創業以来の危機」というようにとらえていらっしゃるようです。
 でも、ボクは、メディア産業に新しいなにかが生まれるきっかけになるのではないかと、ちょっと期待しています。

スポーツ面がおもしろい日経新聞

 こんなことを書くと、日経新聞の皆さんに失礼かもしれませんが、日経新聞で一番目をひく文章が多いのは、スポーツと文芸、それと研究者たちによる経済教室のページ。

 今週26日から3日間続いた夕刊スポーツ面の「駆ける魂」。プロボクサー・嶋田雄大(しまだひろたけ)のコラム記事はおもしろかったです。この頃、ボクシングをテレビで見たりしませんが、40歳までに世界チャンピョンを目指しているというこの選手にちょっと関心を持ちました。

嶋田雄大ブログ

追記

日本経済新聞も広告収入がガタ落ちになり、他の新聞同様、たいへんそうです。朝刊、夕刊とも、連日のように自社の広告、たとえば日経テストの広告が多いことに驚きます。

『新聞再生_コミュニティからの挑戦』(畑仲哲雄著)

 この本を読んで初めて、戦前の日本には、1200以上もの日刊新聞があり、週刊や旬刊の新聞を含めると、7700もの新聞紙があったことを知りました。それが、1930年代後半から、40年代前半にかけて、新聞統合と呼ばれる業界再編が行われ、少数の全国紙と、各県に地方紙一紙を配置するという「一県一紙」政策がとられたそうです。このときできあがった業界地図が、戦後70年も保存されています。野口悠紀夫先生が、日本経済の基礎的枠組みとして、戦中経済体制からの脱皮ができていないことをしばしば書かれていますが、新聞業界もそのひとつだということでしょうか。
 先日、大分を訪問した際、大分合同新聞を訪問しましたが、この新聞社は、40年代前半、県内の複数の新聞社が合併して出来上がった新聞社で、大分県における、「一県一紙」です。
 さて、『新聞再生』ですが、共同通信に勤務する著者が、大学院に通いながら書いた論文を、新書用にまとめたもの。地方紙の挑戦と挫折をレポートしながら、新聞なるもののこれからの姿を探っています。
 以前紹介した
新聞社_破綻したビジネスモデル(河内孝著、新潮新書)とあわせて読むとおもしろいです。

アイティメディア株式会社の藤村会長、アイデアエクスチェンジに

日本のウェブメディアの代表選手のひとつ、アイティメディア株式会社の藤村さんに、ご出演いただきました。現在、配信中ですので、ぜひお聞きください。→アイデアエクスチェンジ藤村さんの編

太陽のイメージ

ボストンの新聞(Boston Globe)が、素晴らしい太陽のイメージをウェブ上に公開しています。ぜひ、ご覧ください。
Boston Globe

映画監督デイビッド・リンチの講演

 数日前、黒のiPod nanoを買いました。とても気に入っています。
時々チェックしているpodcastingのサイトに、Listeningtowords.comがあります。アメリカの大学や学術機関で行われた講演を集めています。ここで、映画監督のDavid Lynch(エレファントマンやブルーベルベット、そしてあのツインピークス!)が、2005年、カリフォルニア大学のバークレーで行った「 意識、創造性、脳」(Consciousness, Creativity and the Brain)という講演を見つけました。昨日から3、4回聞いていますが、デイビッド・リンチが、超越瞑想に30年以上も傾倒していることを知りませんでした。平和とは、争いがない状態を言うのではなく、負の気持ちが人々の心から消えてなくなることだという言葉は、9/11以降の世界においては、多くの人たちが同意するのではないかと思います。
 ちょっとした逸話としては、リンチが、ジョージ・ルーカスから、Star Wars シリーズのなかのReturn of The Jedi を監督してくれと頼まれていたことも知りました。
その他では、Listeningtowords.com の中には、グーグルの社内で、ゲストを招いての講演もかなり含まれています。中には、日本でも名を知られた人たちも多く、この程度のことだからとも言えるのですが、社外にも公表していく姿勢は、ちょっとありがたいと思いました。

Listeningtowords.com

1800人のヌード写真を撮るカメラマン

ヤフーのニュースに、「ウィーンのスタジアムで1800人がヌード撮影」という記事。これ、有名なカメラマン、Spencer Tunickの話。アメリカのHBO (Home Box Office)が制作した、彼の撮影風景を紹介するテレビ番組を、アメリカで見たことがあります。記憶では、日本にも来たことがあります。彼のHPに紹介されている写真もおもしろい。
Spencer Tunick ホームページ
ヤフーニュース
Spencer Tunick @ HBO

「アイディア・エクスチェンジ」に須賀さん

丸の内インターネットラジオ「アイディア・エクスチェンジ」に、丸の内起業塾・塾長の須賀さんが登場です。4回にわたって、須賀さんとの会話が配信されます。
アイディア・エクスチェンジ

「アイディア・エクチェンジ」に原田英治さん登場。

「アイディア エクスチェンジ」第5回目のゲストは、英治出版株式会社の代表取締役 原田英治さん。先週18日から配信が始まっています。→丸の内インターネットラジオ「アイディア・エクスチェンジ」