元徴用工への賠償を巡る判決

10月31日。今年も残り2ヶ月となった。時間が経つのは早い。
今日の朝刊に、韓国で元徴用工への賠償を巡って韓国の最高裁が、日本企業に支払いの命令判決。日韓関係がますます悪化して行くのが目に見えてくる。とても残念なことだ。
今年の春、ソウルに行った時、韓国の知人から韓国の人たちが、非常に感情的になることがあること、裁判所は政治に大きな影響を与えることが多いことなどを聞かされていた。
今朝の記事を読んでいて彼との会話を思い出した。
一方、社会面には東京電力の経営陣の業務上過失致死罪をめぐる強制裁判に関する記事。この中で、検察官役の指定弁護士が求めていた現場検証を裁判官が退けたことについて、「現場を見ないで歴史的事件の判決を書こうとしている。現場に行けば五感でわかるものがあるのに、とんでもない」(河合弘之弁護士)というコメント。
しばしば思うことだけど、日本の裁判官は独立した存在ではなく、政治に支配されがちだ。いや、政治に対しての遠慮や気配りが非常に目立つ。それに対して韓国の裁判官は、政治家にとって代わって政治をしようとしているかのような印象を受ける。