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犬たちには負ける(Dogs are more resilient than us.)

 地震のおかげで我が家の周辺は水がでなくなり、さらにトイレが使えなくなっています。でもユーモアというか、自分自身を笑い飛ばす余裕は持っていたいから、ちょっと小話を。

 我が家の犬たちにはできてこちらには絶対にできないこと。それは「自然の呼び声があったとき、路上で用を足す」という芸当。人間と動物の大きな違いのひとつは、このトイレに関わることかもしれない。丸の内のホームレスの人たちも、小社が入っているビルのトイレを毎日使っている。彼らも決して路上で用を足すことはしないだろう。それは人間の尊厳のひとつだから。とはいえ、犬たちだって家の中では用を足すことはない。

 彼らは僕らとは違う「価値観」の世界に住んでいる。路上というか、われわれ人間の眼は、彼らにとって尊厳に関わることではないということだろう。うちの犬たちは、人前だろうと、他の犬がいたとしても平気のヘイさん。ただし、用を足しているときに、襲われることには気をつけている。彼らには、恥ということはなくても、恐れというものはある。あと、クウ太郎君は大をする前には、くるくると回って「ダンス」をするという芸当を持っている。一度ビデオに撮って公開したいと思っているけど、彼から許可をとらないといけないかもしれない。

 蛇足だけど、会田雄次の「アーロン収容所」に、イギリスの女性兵士たちが、日本人捕虜たちの前で、平気で裸になっていたというような記述があったと記憶している。会田は、それは彼女たちが日本人捕虜を自分たちと同じ人間として見ていなかったからだというようなことを書いていたはずだ。

 町の配慮で、近くにある小学校に避難トイレが用意されている。それを使ってみた経験談はまた別の機会に。

 Due to the earthquake, my house has become the "Tower of Pisa" and there is no water supply. Besides, we cannot use the toilet and cannot use washing machine, either. This is really a headache. What my dogs can do and we humans can never do is this: when the nature calls, they do it "here, there and everywhere". Except inside the house. And they do not have to wash their clothes!
So my two dogs, Kai and Kootaro, in my house, they are the great survivors of the earthquake last week. They have completely forgotten whatever horror they felt when the earth moved under their feet. Everything is business as usual, and I admire their resilience.