映画の力

 昨日は有楽町スバル座でやっている映画『ばかもの』を見た。内田有紀がとても「いい女」になっていて感心した。テーマは今年見た別の映画『悪人』と共通するものを感じた。『ばかもの』が群馬県高崎を舞台にした話なのに対して、『悪人』は九州福岡と佐賀。一方は喜劇で、一方は悲劇。でも、どちらも地方都市に住む若者の方向性のなさを描いた映画だ。
 まだ読んでない新聞に目を通していたら、11月21日の産經新聞に、映画『ノルウェーの森』のロケ地になった兵庫県砥峰高原が紹介されていた。正直言うと、『ノルウェーの森」の映画としてのできはどうなのか、よくわからない。でも、また見ようと思っている。20代の自分にもう一度帰っていくことができる映画だからかもしれない。菊地凛子、水原希子、そして助演の女優たちをまた見たい。
 『悪人』の最終場面が撮影された福江島の灯台、『ノルウェーの森』の舞台になった砥峰高原、いつか行ってみようと思う。
 尾道のお取引先の方の話では、NHKの連続テレビのおかげで、尾道も観光客が増えているとか。僕の大好きな映画『ふたり』の舞台でもある尾道。初めてお伺いしたときには広島、福山、尾道、日帰り出張のお取引先訪問だったので、ほんの数時間しかいられなかった。今度は映画の場面をゆっくり訪れてみたい。
 いい映画を見ると、その舞台に行ってみたくなる。