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「新たな言葉を習得する事は、新たな魂を持つこと」

 タイトルの言葉は、シャルルマーニューが言った言葉だそうです。(Charlemagne proclaimed that "to have a second language is to have a second soul.")正確には、「二つ目の言葉を習得する事は、二つ目の魂を持つこと」。
 Wall Street Journal の記事ですが、言葉の違いが人間の認識に大きな影響を与えるという話です。その一例として、日本語やスペイン語では、「花瓶が割れた」という言い方をするが、英語の場合には、誰が割ったのか、割った人間が主語になるという例が挙げられています。
 1960年代、チョムスキーの登場によって、言語の文法の違いは大きくは存在しないという意見が強くなったが、その説とは反対に、根本的な言語の違いを認識し、その違いが人間の現実認識の違いにまでつながっていることを発表している研究者の話を紹介しています。
 記事のタイトルがいいなと思いました。"Lost in Translation"。コッポラの娘が東京を舞台に作った映画のタイトル。いくら完璧に翻訳をしたとしても、指の間からすり抜けていく砂のように、なにか失われるものがあるのか。それは、翻訳されようとしている言葉が持つ、目に見えない魂のようなものかもしれない。
Lost in Translation (Wall Street Journal 記事)