「実体を変えない仕事は意味がない」

 タイトルの言葉は、今日の日経新聞「インタビュー_領空侵犯」にでてた三菱ケミカルホールディングス社長・小林善光さんの言葉。「マネーの世界にはスイッチ一つで、もうかった、もうからないというビジネスがある。楽ですよ。私は自然科学で育った人間ですから、実体を変えない仕事は意味がないと思います。仮想的なものは体質的にウソっぽく見えてしまうんです」
 そのほか、メモした言葉。
「経営に二面性はやむを得ない。高い理想を掲げながら、現実の問題に対処しているわけです」
「今の経営学は企業のやっていることを、後から整理するだけでしょう。何が面白いのですか」
「後講釈の経営学は要りません。(中略)いまだに欧米の学説を翻訳しているような学者が多いのではないですか」
「MOS(=Master of Sustainability、時間軸、永続性を考えた経営)の理念に基づく日本発の経営学をぜひ発信してもらいたい」
 理学博士でもある経営者の発想はおもしろい!