不況期に起業に挑む人(自転車ビジネス)

 須賀さんの紹介で、某大手メーカーを退職された40代の方が夕方来社。
自転車が好きで、自転車をテーマにした起業をしたいとか。その勇気には敬意を表します。
僕が自転車(ロードバイク)に乗り始めた6、7年前頃からすると、自転車ブームはかなりのものになったなと思います。アメリカン・ブック&シネマでもツールドフランス、ランスアームストロングの本を出していますが、好評いただいています。首都圏を中心として、自転車人口は確実に増えていると思います。
今夜いらっしゃった方は、まだ模索中ということでしたが、不況期の今、起業を志す方には心から応援したいです。

 自転車分野に関して言えば、ずっと感じていることですが、メカニックの人たちがまだ足りないのではないでしょうか。ママチャリを一台修理しても1000円、2000円かもしれませんが、手仕事ができるようになると、現金収入につながります。ママチャリから始めて、ロードバイクの修理ができるほどのテクニックを身につけると、月に10万、20万の収入も見えてくるのではないでしょうか。政府は何十億円の税金を雇用訓練に使っています。その訓練の講座の対象として、MOSやMCASを入れていただくことも増え、小社にとってはたいへんありがたいお話です。それはそれで感謝しているのですが、必ずしもデスクワークだけがいいというわけではありません。
 自転車のメカニックというのも、僕は新規分野として可能性があると思っています。どなたか雇用訓練の講座として始めてみてはいかがでしょうか?デスクワークを目指すばかりではなく、手をグリースやオイルで汚しながらの仕事をする人がもっといてもいいように思います。そしてその人たちが食っていけるようなビジネスモデルというか、商売モデルが必要だなとも思います。

 追伸 今日来社された方から、「自転車の病院」という会社のことをお聞きしました。独立支援の個人授業もされているようです。この会社の方も、非常にユニークな起業家だと思います。→自転車の病院