『正座と日本人』(丁宗鐵著)

Img_1214_2

 今回アメリカに来る飛行機の中で読んだ本。「正座」の歴史を、医師である著者がたどったエッセイ。この本によると、正座が日本に広まったのは明治維新の時、国民意識を広めるためのようです。正座の歴史は案外短かったのだ!
 さらに、著者によると、正座は適度に時間を区切って行った場合、肉体および精神にとって効用があります。(例えば、集中力を高める、眠気が覚める、内蔵の負担が軽くなる、消化力が高まる、肥満を防ぐなどなど。)正座を「エクササイズ」として考えるべきだという提案です。
 腰痛のために始めたストレッチですが、出張先のホテルでも毎朝行っています。せいぜい10分程度ですが、いつも終わりは正座で締めくくります。
 この本を読むまで、ボクの短足、胴長は子供の頃の正座が原因かと思っていましたが、必ずしもそうでもないようです。