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過剰

 会食が苦痛です。YPO (Young President Organization) のアジアのメンバー7名との定期会合に参加するために、昨日からオーストラリアのメルボルンに来ています。いちおう、他のメンバーにあわせて、前菜、メイン、そして時にはデザートまで頼みますが、食事の量をコントロールすることが難しくなります。幸いなことは、アメリカのレストランほど、こちらの食事の量が多くないこと。2日間は完全にメンバーと同一行動をとりますので、三食ちゃんと食べる結果になり、その上、運動することも難しいので、結果、せっかく減った体重がまた増えてしまいそうです。(明日には日本に帰りますので、普段の生活に返ることができます。ラッキー!)
 人間、三食食べないといけないなんてことは、まったくないです。すくなくとも、50の声を聞こうというような年齢になると、一食分はコーヒーとクッキーだけとか、果物だけでも十分だなという気がします。食料危機って言葉はあるけど、実際にはまだまだ過剰なのではないかと思います。
 
 過剰と言えば、世界の金融市場には、金余り現象がまだ続いているような気がしてしょうがないです。実体経済は決していいはずはないのに(どこの国も個人消費はまだ低調)、ちょっといい統計数字の発表があるとそれを材料に株価が上がったりします。日本に関して言えば、日曜日の選挙で民主党が300議席を超える勝利を得ると政権が安定しるので市場にはプラスだなんて声があって、「本当かよ?!」って、思ってしまいます。何でも、株価にプラスの要因にしてしまう感じ。
 過去2年の市場の低迷で世界全体で何十兆円、何百兆円分の価値が失われたなんてことが言われますが、まだまだ過剰に持っている連中がいて、彼らは株にしろ、不動産にしろ、あるいは資源にしろ、価格の回復が待ち遠しいのだろうなと思います。
 大学のとき読んだ作家の一人にジョルジュ・バタイユというフランスの作家がいます。余剰エネルギーの問題にどのように対処すべきかを説いた『呪われた部分』という作品を、また読んでみようかと思っています。人間は持て余す余剰エネルギーを戦争で処理してきたというようなことを書いた本だと記憶しています。