『ビジネス<勝負脳>_脳科学が教えるリーダーの法則』(林成之著)

 昨日からマニラに来ています。昨年から始めたアジアの若手ビジネスマンたちとの定期的な勉強会に参加するためです。こちらに来る飛行機の中でみた週刊新潮の結婚ゴシップページに、偶然ですが、先週G1サミットでお会いしたOさんの結婚のことがでていました。彼女の結婚相手は水泳の北島選手のコーチなのですが、この記事の中でOさんの結婚相手の方が、「Oさんの目力の強さにピンと来るものを感じた」というコメントが紹介されていました。確かに、Oさんは非常に生き生きとした表情でした。
 で、この『ビジネス<勝負脳>』の著者ですが、北島選手も含む「北京オリンピックの競泳代表チームに講義を行い大きく結果に貢献した」という方です。(現在、日本大学総合科学研究科教授の脳外科医)。
生き残るリーダーの条件として、以下のようなことをあげています。

1自分のチームの弱点を明確にして期限つきで対策を立てる
2つねに自分の限界に挑戦する
3目的と目標をつねに正しく区別して作業する
4目的のためには自分の立場を捨てること
5決断・実行を早くする
 また、指導者がカリスマ性を身につけるためにやらないといけないこと、独創的なアイデアを生み出すためにしないといけないこと(例:たくさんの文化にふれる、自分の考えに執着しない、否定語を使わない)、人間力をつけるために気をつけないといけないことなどなど、われわれビジネスマンにとって参考になるお話を集めた本です。
 簡単に読むことができる本ですが、この本の中に書かれていることを血肉にするためには、何度も何度も繰り返し読む必要があるかと思いました。