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「随所に主となる」

 卒業生に送られてくる大学の会報を読んでいたら、考えさせられる話が二つ。
ひとつは、ある大企業に勤務していて、いまは退職されていると想像される方のお話。卒業年から想像するに、すでに70歳を越えられた方ですが、ご自身のうつ病経験について書かれていました。うつ病患者が増えていること、うつの問題解決に正面から立ち向かっていかないといけないと。同窓という、ある程度、「閉ざされたコミュニティ」だからかもしれませんが、実名とかつての勤務先を書かれていたことに、真摯なものを感じました。
 もうひとつは、味の素の社長を勤め、如水会の事理長をされていた故・江頭邦雄さんの追悼特集。江頭さんが、「私の履歴書」に書かれていた言葉、「随所に主となる」。『「どんなところにあっても主体的に考えることが大切」という意味だ。自分の属する集団のために何が本当に必要なのか、本当に大切なのかを考えて問題解決のために一生懸命努力すれば、人は必ず好意をもってくれるし、ついてきてくれる。』この言葉に関して、山内副学長は、「努力をしても実らないことは無数にあるが」、「随所に主となることをめざし、真剣に努力」することが大切だ、と。