「お金は銀行に預けるな-金融リテラシーの基本と実践」(勝間和代著)

最近話題の著者の本。金融リテラシーは著者も書いているとおり、なかなか簡単に身に付くものではありません。この本もあくまでもきっかけにしかならないと思いますが、著者が紹介している書籍などを読み進んでいくことによって、少しずつ考え方が身に付いていくかもしれません。金融リテラシーの重要性は強調してもしすぎることはないと思います。「金融は私たちが生活していくうえで欠かせないもので、社会をよりよくする、生活の大事な基礎」という意見にも100%賛成。

 個別の論点では、住宅ローンを組むな、生命保険には注意しろ、海外株式・海外債券にも目を向けろというのも同意です。

 著者へのリクエストがひとつ。是非、税金のリテラシーに関する本も書いてもらいたいです。「タックス・リテラシー」こそ、われわれがもっともっと考えないといけないことだから。