おぞましき風景

硬いことを書いた日は読み飛ばす、という「読者」の方の声を聞いたので、ちょっとやわらかい話題です。

先日、知人の誕生日祝いに付き合うため、某有名ケーキ屋さんに行きました。名前はあえて書きません。そこでなんともおぞましい風景を目にし、真っ先に席をたってしまいました。

この日、このお店は月に一度開催されるケーキ・ビュフェの日で、お客さんの大半は女性客だったのですが、このお客さんたちが皿に乗せるケーキの数のすごいこと。部屋の隅にあるいくつかのテーブルに置かれたケーキたちをめがけていく姿には、獲物を狙う獣に通ずるものを感じます。なかには、一度に10個くらいのケーキやマカロンを自分の皿にとってくる女性もいました。それらを全部食べるのかと思いきや、結構食べ散らかしています。店員さんたちも、そのようなお客さんたちに対して、ある種、見下したかのような態度を時には見せます。(いったん皿にとったケーキは、絶対に食べ残すなよ!)

なかには、きれいに食べきる人もいて、その食べっぷりには、あきれるやら感心するやら。すべてのケーキを試さないと気が済まなさそうな女性たちを見ながら、カイ(僕の♀の甲斐犬、8歳)をこの場につれてきたら、きっと20個くらいのケーキやマカロンを、口の周りにクリームをつけながら、一瞬のうちに食べつくすだろと、思いました。自慢ではありませんが、うちのカイは僕が目を離した隙に、麻布十番の黒犬御用達・豆源の出世豆(豆源に行くと必ず買う)一袋を食べてしまうという前科がある犬ですから。

ところで、明日は、Odyssey Magazine 次号の巻頭インタビューを飾っていただくことになった某・若手女優の取材に、ちょっと立ち会うことになりました。それが誰かは、近いうちにお知らせします。