アメリカ海軍のHPでの情報公開

田原総一郎が日経BPのサイトで書いている文章で、初めて以下のことを知りました。

8月31日深夜放送の「朝まで生テレビ」で、橋本元首相の秘書官だった江田けんじ衆議院議員(無所属)が驚くべき資料を出してきた。それは、アメリカの第5艦隊の正式なホームページに掲載されていた情報で、「日本からインド洋に出ているイージス艦が給油をしている油の85パーセントにあたる8662万9675ガロン(約30万キロリットル)がアフガン戦争ではなく、イラク戦争に送られている」というものだった。

これが本当だとしたら、日本の新聞もテレビも、秋の国会の最重要の議題に関して、ろくな報道をしていないということになりますし、相変わらず、政府はわれわれ国民には本当のことを知らせていないということになります。アメリカ政府はおろか、韓国政府のほうが、まだ日本政府よりも情報公開が進んでいるという記事を最近よく目にします。西山元毎日新聞記者が報道した、沖縄返還に関わる日米間の密約に関しても、アメリカ政府の公文書で確認され、さらに日本側の外務省担当者も認めているにも関わらず、外務省は知らぬ存ぜぬを決め込んでいます。

アメリカ海軍のHPというものを、初めてチェックしてみたのですが、いろいろな情報が公開されています。(もちろん、不都合な事実は公開などしていないでしょうが) 給油問題に関して、どこに記述があるのか、時間があるときに、調べてみたいとものです。

会社が危機にあるとき、社員に状況をきちんと説明することが、危機に対応するための大前提のように思います。同様に、国と国民の関係も、長い目で見たときには、きちんと説明してくれたほうが、国に対する信頼が育つと思うのですが、この国の政治家や役人はそうは考えないのでしょうか。