テレビ業界に変化は来るのか?

夕方から、あるグループが主催するビジネスプラン発表会に、コメンテーターとして参加させていただきました。発表者以外ですが、テレビ番組制作の下請け会社の、若手社員の方と名刺交換をしました。テレビ局の下請けとしての立場に不満を持ち、YouTubeの成功に刺激を受けているということで、これから新しいビジネスモデルを作れないだろうか、もっと消費者とダイレクトにつながることはできないだろうかと、考えているとか。

番組制作を下請けで行なっているような会社の若手社員は、テレビ局へ強い不満を持っていて、独自にビジネスを展開したいという強い希望を持っているようです。今夜のようなビジネスプラン発表会で、この頃、制作会社の人とお会いすることがあります。業界外のひとたちと交流して、新しい道を模索したいという意思の表れだと理解しています。

日本のテレビ局こそ、最大に保護された産業の一つで、いつかこの業界が解体的な変化にさらされることを、心から期待しています。高い給料、特権意識、実質的には無料の電波代。日本を代表する評論家が言い放ったように、日本人の総白痴化に最大の貢献をしているのか、テレビ業界、特に民放ではないか。その影響を受けないために、テレビを見ない、子供にはテレビを見せないという人が増えればいいのにと思います。

サービス提供先がテレビ局しかないため、現状、下請けの立場に立たざるを得ない制作会社に、新しい展望が開かれていくことを祈っています。