今日社会人となる新人たちへ

多くの会社では、今日は新入社員を迎えた一日だったと思います。オデッセイも3名の新人の人たちが入社してくれました。今日の朝刊各紙には、マイクロソフトが、Day 1 (It's a new day.  It's a new office.) という、新入社員の初めての一日と、マイクロソフトオフィス最新版をかけた広告を出していました。

20数年前、僕は就職活動もせず、偶然出会った会社にお世話になることになりました。その会社の新人は、同じように偶然入社することになった東大のM君と僕のふたりだけでした。入社式だとか、社長の訓示だとか、そんなものは一切経験したこともありません。

社会人となる新人の人たちには、他と異なることを恐れず、なにかに自分を賭けていくことを勧めたいです。「和して同ぜず」という言葉がありますが、最初から和することと、同ぜずということのバランスをとることなんて、なかなか出来ないです。もしかして、この二つを両立させることは、不可能かもしれないと思うことがあります。であれば、少なくとも、「同ぜず」だけでも実現したい。自分が信じるものに、他がなんと言おうと、進んでいくことができれば、たとえ失敗してもいいのではないかと思います。すくなくとも、今の世の中、第2新卒だなんていって、20代後半での転職も普通のことになっていますから、20年前、僕らの就職時と比べれば、圧倒的にリスクは低くなっています。

今月13日前後には、全国主要書店に、『グラデュエーション・デイ』が並びます。この春新入社員になった人たち、かつて新入社員だった人たちにも、読んでいただければ、うれしいです。24名のメッセージは、大学卒業生にむけて贈られたメッセージですが、きっと新入社員の人たちにも、感動してもらえるメッセージがあるはずです。