実は村松増美先生のファン

この前、石原慎太郎のファンだと書きました。石原さんは、僕がもっと若かった頃、ファンだったと言うべきかな。ここ数年、問題発言を確信犯的ににされている石原さんは、どうしたものかという気になります。(オデッセイにアイセックで研修に来ている北京の大学生、チェン・チェンによると、「シナ」という言葉には、彼女たちもあまりいいニュアンスを感じないそうです。)

石原さんとは、ある意味で、正反対なのが、日本の同時通訳のパイオニア、村松増美先生です。個人的にも、お付き合いいただいてますが、村松先生のファンです。先生のユーモアが大好きです。特に、ご自身を茶化すユーモア。これは石原さんには、一切ないところです。石原さんに、村松先生のユーモアがあれば、きっと、僕はもっと石原さんのファンであると思います。

久しぶりに、先生が2003年に講演された「私の英語とユーモア人生:good loser であることの重要さ」(同時通訳半世紀の体験から)を読みました。先生の声がそのまま聞こえてくるような気がしました。

数日前、「笑えない話」ということを書きました。こんな世の中だからこそ、村松先生の本でも読んで、自分自身を茶化してみるくらいのユーモアが必要かと思います。先生も、ご講演の中で、今の日本に一番必要なことは、「英語とユーモア」だと言われています。

村松先生のHP: えむ・えむ国際交流協会