産経新聞の起債

今日のFinancial Times で知ったのですが、産経新聞が債券市場で、資金調達を行ったとか。日本の新聞社は、銀行借入が主なので、市場で資金調達をすることはたいへんめずらしいことです。市場での資金調達のために、財務状況を公開する必要もでてきます。主要テレビ局や広告代理店は公開しましたが、新聞社の中には、公開企業は一社もないように思います。公開には向かない事業かもしれませんが、新聞社がいろいろな意味で、開かれた企業になること(記者クラブの廃止も含めて!)は、いいことだと思います。

産経新聞は他の全国紙と違って、いい意味でも、あるいはちょっと変っているという意味でも、ユニークです(例:夕刊の廃止)。ウェブ2.0の時代に入って、情報発信者と受信者の立場が大きく変ってきています。その変化の中で、他の全国紙ができない「実験」に挑戦していただきたいです。