「企画書は1行」(光文社新書)

われわれは、まわりの人たちから感心されるプレゼンテーションをしたい、企画書を書きたいという思いもあって、パワーポイントやワードの使い方を習得します。でも、PCスキルと同時に、何を表現し、何を伝えようとするのかが、とても大切。

そこで、知り合いの方からご紹介された本を読んでみました。効果的な企画書とは、どのようなものなのかを、考えさせてくれる本です。企画書の目的は、その企画をやろう、と思わせること(お金を出してもらう人に)、そのためには、企画の意図が相手に、1行もしくはひとつの言葉で伝わらないといけないということを、教えてくれます。

この本には直接存じ上げている方、お話を伺ったことのある方が、何名か登場します。

オデッセイコミュニケーションズが提供しているラジオ番組、Library by Odyssey の「番組コンシェルジュ」小山薫堂さん。このラジオ番組の制作を担当していただいているE.A.U. 代表の林安二さん、タグボート代表の岡康道さん。

その他にも、トヨタ副会長の張富士夫さんから、たこ焼きや「たこ」店主の方まで、多種多様な方々の企画書に関する経験談や考え方を、知ることができます。

ビジネスに関係するひとだけでなく、自分の考えをまとめる方法を学びたい人(たとえば学生)、他人を説得しないといけない人(たとえば政治家)であれば、この本から得るところが大だと思います。

この本の内容は、もともとは、雑誌『日経PC21』に連載されていたものだそうですが、パワーポイントやワードの使い方を習得すると同時に、このような本を読んでおくことが、効果的なプレゼンテーションや企画書への一歩になると思います。

マイクロソフトオフィススペシャリストを取得された方、取得されようとしている方には、この本がおすすめ!