占い師と民放

テレビで高視聴率をかせいでいる、女性の占い師について、元・週刊誌の記者が書いた本を読みました。この本に書かれていることが、ほんとうかどうかは、実はどうでもいいのですが、なぜこの人に、これだけ多くのファンがいるのかには、関心があります。

この人の占い携帯サイトの会員は、50万人とも、70万人とも聞いたことがあります。このサイトからの売上げだけでも、月額2億円とか3億円、年間では、25億とか、30億になり、このうち3割とか、4割がこの占い師の収入になるとか。僕のように占いにまったく関心のない者からすると、この数字は驚きです。

僕個人のことを言えば、この占い師がでているような、民放の娯楽番組はもう十分だと感じていて、地上波テレビは見なくなっています。少々お金を払っても、ケーブルのほうが質の高い番組が多いように思います。

インターネット用語で言えば、僕が好きな番組は、ロングテールに分類されるようなものが多いのかもしれません。結果、地上波民放を見ないで、ケーブルテレビ、インターネット、そしてラジオといったところが、見聞きするメディアということになっています。正直言うと、日本の民放が今のような番組を作っている限りは、民放の影響力は、早く失われていけばいいのにと思っています。

新聞の購読者はどんどん減ってきています。同じことがテレビで起こらないとは、限りません。そうなったほうが、おもしろいのになと、思っています。