「星の王子さま」

Dscf0261_1 サン=テグジュペリが大人のために書いた、お話を読みました。「いちばんたいせつなことは、目に見えない。」という言葉が、一番有名ですが、ほかにもたくさん、いい言葉があります。たとえば、

  • 『なつく』ってことは、『絆を結ぶ』ということ。(中略)もしきみがぼくをなつかせたら、ぼくらは互いに、なくてはならない存在になる。

人はみんな、その人なりの星を持ってる。(中略)きみには、誰も持ってないような星をあげるよ・・・・きみには、笑う星々をあげるんだ!

大人になると、夢を忘れてしまうとか、現実に埋もれてしまうとか、決してそんなことばかりじゃないように思います。若いうちは、「無責任」(自分自身に対しても、家族やまわりのひとたちにも、責任、特に経済的な責任を、持っていないということ)だから、「夢」を持ちやすいのかもしれない。でも、責任を持つようになってからも、なお、持ち続けていく「夢」は、ほんものだと思うな。

今回読んだ「星の王子さま」の翻訳者は、河野万里子さん。先日は、この方が翻訳した「キューリー夫人伝」(白水社)を買いました。