60億ドルは安いのか、高いのか

今日の朝日新聞・夕刊トップの記事は、米・海兵隊のグアム移転費用の60%にあたる、60億ドル(日本円にして7000億円以上)を、「日本政府=われわれの税金」が負担することに合意した、と出ています。60年前、戦争に負けて以来、あるときはアメリカの「ポチ」、あるときは気前のいい「お財布」の日本。この60億ドル、安全保障のためには、高い支払いなのか、ある程度は仕方がないのか?

日本では政治の議論が、世論を揺るがすなんてことはなくなってしまいました。この頃、自分も含めてですが、日本人は、政治(自由や民主主義)に関心を持っていない、超・ノンポリな国民だなと思っています。関心があるのは、経済(=お金)と色恋のことかな?

この前、ファイナンシャルタイムの投稿コーナーで、イギリスの読者が、「イギリスはアメリカの尊敬を勝ち得ていない。しっかりした態度を持たない国を、アメリカが信頼し、尊重するはずがない」ということを書いていて、びっくりしました。イギリスがそうなら、日本の対米関係なんて、どう表現すればいいのか、と。