ペットは家族?

来年卒業の大学生向けの会社説明会を行いました。いろいろな大学の学生さんたちに集まっていただき、ありがとうございました。一人でも、二人でも、優秀な学生さんに、オデッセイの仲間に加わっていただければと、希望しています。

今週、いつの日か忘れたのですが、教科書検定をめぐる新聞の社説を読んでいたら、ペットは家族だとする記述が認められなかったとか。これに関連するコメントを探してみたら、愛犬家の人たちの、批判的なコメントがたくさん見られました。我が家も、犬が2頭いますが、家族同様の扱いです。その上、社員のごとく、出社したがり、時には、僕といっしょに、出社することもあります。

文部科学省がなんといっても、ペットを持つ多くの家庭では、ペットたちは家族の一員になっているはずです。もしかしたら、文部科学省の検定担当の方たちも、ペットがいる人は、家族の一員として、きっと大切にされていると思います。

教科書検定に関しては、もう何十年にわたって議論が重ねられてきています。この話題で思い出すのは、この前、来日していたある東欧のIT企業の連中の話です。

共産独裁主義の下、多くの国民は、学校で教えられる歴史や価値観を信じてはいなかったと言っていました。でも、密告されることを恐れ、ほとんどの人たちは、信じているふりをしていたと。

教科書は信頼に足るものでないといけないとは思います。でも、いくら文部科学省のお役人が、特定の価値観だけを示そうとしても、残念ながら、われわれ国民の動きは、抑えきれないはずです。

検定で問題となる歴史問題においても、もしわれわれの隣国が、自国の教科書の記述をコントロールしていたとしても、それは日本が同じ対応をすべきことにはならないと思います。もともと、歴史は立場によって見解や史観が異なるもの。その違いをオープンに議論し、許容するような国こそが、自由と民主主義の国として、国内外からの多くの支持と共感をうるのだと思います。