Product Red キャンペーン

U2のBonoが、Product Redというキャンペーンを始めることを知りました。来月イギリスでスタートするようですが、アメリカン・エクスプレス、Gap、エンポリオ・アルマーニ、コンヴァース(靴)などが、Product Redブランドで売った商品の売り上げの一部を、アフリカのエイズ患者のために使うという話です。

ヨーロッパやアメリカのアーティストのこのような活動が、どれだけ本気なのか、よくわからないのですが、遠い国での悲惨な状況に、多くの人たちの関心を向けている効果はきっとあると思います。ビル・ゲイツほどでなかったとしても、欧米のビジネスマンの中でも、同じような関心を持っている人は、(日本よりも)ずっと多いように思います。

日本が常任理事国入りを目指している話はよく新聞に出るのですが、ほとんどの国民は関心さえ持っていないように見えます。世界の中で、一定の責任を果たす覚悟がないのであれば、常任理事国入りなんて、やめたほうがいいのに。

また、日本のアーティストからは、BonoやBob Geldorf、あるいはUSA for Africaに集ったアメリカのアーティストのような動きはあまり出てこないようですが、これも国民の関心のなさの反映ということでしょうか?

ちなみに、U2のブログを見ると、2月1日現在では、日本公演の話がでていて、その前の日(1月31日)には、マーチン・ルーサー・キングの奥さんが亡くなったことが取り上げられています。

iPodのCMには、Bonoがでていたように思うのですが、アップルは、政治的にも活発なBono(のイメージ)をうまく利用しているという側面があります。(そんなこと、日本では関係ないのかな?) ちなみに、アップルは、Bob Dylanの映画にもお金を出していて、映画の始めに、アップルからお金がでていることを示すクレジットが、きちんとされていました。