自分の言葉、自分のメッセージ

今週はイー・ウーマンのHPで、イー・ウーマン・サーベイのキャスターの役を仰せつかっています。タイトルは、「尊敬できるビジネスパーソンはいますか?」。本日いただいたコメントの中で、あるメンバーの方は、「自分の言葉を持ち、自分のメッセージを誰にでも、どの言語でも同じようにアピールできる力」を持っているという人をご存知だそうで、その方をあげていました。どの言語でもというのは、かなりハードルが高いのですが、確かに、自分の言葉で、メッセージを伝えていくことは、尊敬されるリーダーには必要な力だと思います。

芸能人の間でブログの女王と言われている人がいますが、その理由としてよく挙げられるのが、「彼女は自分で実際に書いているから」ということです。言い換えれば、他の芸能人の多く(あるいはほとんど)は、自分で語る言葉もなく、他の人が書いているらしい、ということのようです。これってちょっと情けない話ですね。

NHKで放送されている番組で、アメリカの映画界の人たちとのインタビュー番組があります。(英語での番組名は、Inside The Actors Studio) アメリカのBravo TVというケーブルチャンネルの番組ですが、有名な映画関係者が、自分の人生、哲学を語ってくれる番組です。

日本の映画界の人たちも、きっと自分の言葉で、メッセージを伝えることのできる人は多いと思うのですが(そう信じたいです)、いわゆるタレントさんたちは、ちょっと情けない人たちが多いように見えます。

自分の言葉、自分のメッセージを探していくことは、しっかりと生きていくことと同意義だと、僕は思います。だから、自分の言葉を持っていない、自分のメッセージを持っていない(ブログも他人まかせ)、というようなタレントさんは、空虚な存在だなと思えてしょうがないです。でも、そんなタレントがテレビにでて、少なからぬ影響力を持っているような国って、どうなんでしょうか?