再びライブドアについて

思った以上に、ライブドアのショックが大きいなと思います。今日も株式市場に大きな影響が出ました。明日、あさって、どのような展開になるのか、人々が落ち着くのかどうか。

昨日書いたように、ライブドアにはまった利害関係がないので、僕は、今後の展開に関しては、非常にクールに見ています。

ただ、今春、ライブドアに就職することになっている大学生も多いのではないかと思います。彼らのことが少々気がかりです。

これから圧倒的なホリエモン・バッシングが続くのでしょうが、彼の「功績」にも目を向けておくべきかとは思います。それは、日本の「旧体制」への挑戦であり、体制の矛盾や欠陥を露出させたということです。

英語で、A good intention does not always lead to a good result.  という言い方があります。「意図は良かったとしても、いつもいい結果につながるとは限らない」、という意味です。

そうであれば、A bad intention does not always lead to a bad result. 「意図が悪いからと言って、必ず悪い結果になるとは限らない」、あるいは A bad intention might lead to a good result. 「意図は悪かったとしても、いい結果をもたらすこともあるかもしれない」、というケースもあるのでは?(企業の利益追求のエゴをうまく利用して、官よりももっとダイナミックに、仕事を効率的にさせよう、というような考え方もそのひとつかと思います。)

ホリエモンとは付き合いもありませんから、どんな意図を持っているのか(あるいは持っていたのか)、それはわかりませんが、彼の行動が結果として起こした、日本に対する問題提起は、彼の意図(私利私欲の追求?)とは無関係に考えてみる価値はあるように思います。

今日は海外からのお客さんと、ライブドアの話題になったのですが、ホリエモンの「功績」に関して、そのような表現を使いながら話したところです。