「国富消尽」、「l黒字亡国」、「21世紀日本の情報戦略」

久しぶりに朝は、サンプロ(サンデー・プロジェクト)を見ました。2、3ヶ月ぶりのような気がします。ライブドア関連の報道を見たのですが、相変わらず田原総一郎さんのエネルギッシュなパーフォーマンスには感心しました。かなりのお年(60代後半)のように記憶しているのですが、お元気ですね。

番組の中で、田原さんがちょっと紹介していた「国富消尽」(PHP)という本が気になったので、本屋で早速買ってきました。元・日本興業銀行産業調査部にいらした吉川元忠さんの遺作で、「対米隷従の果てに」日本は富を米国に収奪されてしまうという、ショッキングな内容のようです。(明日から読み始めます)

それから、日本初の企業の信用格付け会社を作った三國陽夫さん(高校留学のAFSの大先輩です)も、「黒字亡国ー対米黒字が日本経済を殺す」という本を出されています。先月この本を読んだのですが、これは通貨政策こそ、外交政策の要だという考えに基づいて書かれている本で、僕はとてもショックを受けました。

今日の午後には、坂村健著「21世紀日本の情報戦略」を読みました。

この3冊はいずれも日本の対米関係を取り上げながら、われわれの戦略的発想のなさを指摘している本だと思います。

アメリカは大好きな僕ですが、アメリカに追随するだけの日本外交、日本政治には、正直、プライドが持てないです。 この前、朝日新聞が、日本の外務省は飯倉かどっかに、高いワインをたくさん貯蔵しているなんて記事を夕刊の1面にでかでかと書いていましたが、そんなわれわれ庶民の嫉妬心をくすぐるような記事はいいので、もっと根本的な日本外交の問題を指摘し続けて欲しいです。