小熊英二対談集「対話の回路」

金曜日は午後から福岡で、丸の内起業塾イン福岡のビジネスプラン発表会に参加しました。福岡では、元三井物産九州支社社長で、現在イー・バンク副社長の星崎さんが、ビジネスプランの審査委員として参加されます。三井物産在籍中、もしもしホットライン、AOLジャパンを創業された星崎さんのコメントは、僕にもたいへん勉強になります。この福岡が、今年最後の丸の内起業塾になりました。須賀さん、お疲れ様でした。東京には、土曜日朝の飛行機で帰ってきたのですが、東京モーターショーの影響か、首都高がかなり混んでいました。

ところで、先日から、小熊英二さん(慶応SFC助教授)「対話の回路」(新曜社)を読んでいます。村上龍、島田雅彦、網野善彦ほか、計8名との対談集で、一つひとつの対談が、とても刺激的です。僕らを取り巻く状況を考えていく上で、とても参考になります。先週、ある公開企業の社長さんと、学生時代に返ったみたいに、靖国問題や中国との関係について話す機会があったのですが、そのK社長にも、ぜひおススメしたい一冊です。

僕はひとつの作品を気に入ると、同じ著者のほかの作品も読んでいく習慣があるのですが、今年読んだ、小熊さんの「民主と愛国」(新曜社)は、戦後日本の理解を深めるために、非常に参考になりました。この後は、小熊さんの「単一民族神話の起源」(新曜社)「日本人の境界」(新曜社)も読んでみようと思っています。